横浜市内最長トンネルに「スパゲティ」状態のJCT 3月開通、首都高横浜北線の全貌

意外なところにあるトンネルの避難用通路

 起点の生麦JCTは現在、大黒線から横羽線の東京方面への流入路のみが開通していますが、横浜北線の開通と同時に、4方向すべての往来が可能になります。既存の市街地に横浜北線を建設するにあたり、横羽線の生麦入口を移設し、それによって空いた場所に横浜北線の橋脚を建てたのだそうです。

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舗装面には小さな穴が無数に開いている。この穴から走行音を吸収し、周辺への騒音を抑えているという(2017年2月9日、中島洋平撮影)。

 生麦JCTから岸谷生麦出入口にかけては、本線や出入口のランプ橋など複数の橋がJRの東海道本線(旅客線と貨物線)と横須賀線(湘南新宿ライン)、京浜東北線、そして京急の本線という合計10本の線路、さらに第一京浜(国道15号)を一気にまたぎます。また、周辺の住環境を守るために、それぞれの橋には高さ5mの遮音壁が設けられているほか、走行音を低減する高機能の舗装が施されているといいます。

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トンネル内における水噴霧装置のデモンストレーション。火災時には、ひとつの噴霧口につきおよそ50m範囲に水を噴霧する(2017年2月9日、中島洋平撮影)。

 横浜市内で最長のトンネルとなった横浜北トンネルには、監視カメラと放送用スピーカー、一般利用者でも操作できる消火器類、そしておよそ250mおきに避難用通路への脱出口が設置されています。火災が発生すれば、トンネル上部から水を噴霧する装置も発動します。寺山局長によると、「トンネルの防火設備としては最高水準」だそうです。

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本線からすべり台を降りた先にある避難用通路。「すべり台方式」の採用は首都高で初めてという(2017年2月9日、中島洋平撮影)。

 脱出口のボタンを押すと現れるすべり台を降りた先にある避難用通路は、実は本線の真下を通っています。本線で火災が起きた際は、煙がトンネル上部に上がっているうちにとりあえず真下へ避難し、本線に誰もいなくなったことを確認してから水噴霧装置を発動させるのだそうです。避難用通路からは、トンネルの両端部およびトンネル途中にある2か所の換気所(排気ガスなどを外に放出する設備)を通って地上に出られます。

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コメント

6件のコメント

  1. スパゲティ状態ってそういう意味じゃないんだけど…

  2. 環状北西線が出来るまではこの道路も生きてこない。保土ヶ谷バイパスの慢性的な渋滞を解消するためにも環状北西線の完成が待たれる。

  3. そもそも、スパゲティ状態って何だ?

  4. 走ってみたが、なかなか良いです。川崎市を縦貫する高速もできて欲しいですが。但し、新横浜方面への行き来に時間がかかるようになりました。港北ICは少し前の方が良かった。

  5. スパゲティ状態は何がどこにつながってるかわからないくらい複雑な状態のことを言うので、インターチェンジの話をするのにスパゲティ状態とは言わないと思います。スパゲティ状態って言いたいだけちゃうんか、と思ってしまいました。