地中海に展開中の仏空母“うっかり”で位置情報が全世界へ「思わぬ落とし穴」とは!? なぜバレちゃダメ?

フランス海軍の原子力空母「シャルル・ド・ゴール」の位置が、ランニング用アプリの影響で誤って特定されてしまったことが明らかとなりました。

さすがに場所の特定はマズい…

 フランス海軍の原子力空母「シャルル・ド・ゴール」の位置が、ランニング用アプリの影響で誤って明らかになったことが、2026年3月19日、フランスのニュースメディア「ル・モンド」の報道により判明しました。

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空母「シャルル・ド・ゴール」(画像:フランス海軍)

「シャルル・ド・ゴール」は中東情勢の緊迫化を受けて編成された空母打撃群の中核として、地中海方面に展開しています。

 地中海への展開自体は機密ではありませんでしたが、同艦または護衛艦に乗艦していた士官がジョギングアプリを使用し、データをアプリにアップロードしたことで、位置情報を示す地図が作成されてしまったとみられます。

 この事態を受け、フランス海軍は「適切な措置を講じている」と発表しています。

 展開中の艦艇の正確な位置が特定されてしまうと、緊張度の高い地域では攻撃やテロの標的となるなど、深刻な事態につながる可能性があります。また、アプリが継続的に記録を行うことで、航行ルートなどが推測されるおそれもあります。日本の国会答弁などで、派遣中の護衛艦の位置や航行ルートについて野党などから質問が出た際に、大臣や政府委員が正確な回答を避けるのもそのためです。

 さらに、「シャルル・ド・ゴール」はフランス唯一の空母であり、ラファールM戦闘機や早期警戒機、哨戒ヘリコプターを搭載しているだけでなく、核戦力の一翼も担っています。そのような重要艦の位置が一般的なアプリで特定されてしまうことは、極めて危険な事態といえます。

 こうしたスマートフォンアプリなどによる艦艇や車両、人物の位置情報の漏えいは今回に限ったことではなく、世界各地で発生しており、対策が進められています。

【画像】おお、壮観! 海上自衛隊の「かが」と一緒に航行する「シャルル・ド・ゴール」

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