サービスエリアに一流シェフ? 高速道路の「食事」が大きく変化したワケ

有磯海SA(下り)の正体は…?

 では有磯海SA(下り)の運営会社はどこかといえば、国内一流ホテルに名を連ねる、ホテルニューオータニグループの一員、ホテルニューオータニ高岡(富山県高岡市)です。レベルの高い料理が生み出されることにも納得するばかり。

 ただ審査員いわく、今回の有磯海SA(下り)の受賞は「本当のギリギリの差。今回は運が良かったから勝てたと考えてほしい」とか。確かに最優秀賞こそ逃したものの、ほかの料理もすべてハイレベルなものでした。

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左から審査員の服部幸應氏、有磯海SA(下り)の麻生貴司副料理長、中日本エクシスの青山忠司社長(画像:NEXCO中日本)。

 実のところSAは、ホテル会社によって運営されているケースが非常に多いのです。ですからそのレストランには、ホテルと同じ料理人がいることも。一見、ファミリーレストランのような雰囲気でも、その調理場は一流ホテルと同じかもしれないのです。

 高速道路のSAがこうした現状にあるのは、2005年10月1日に日本道路公団が民営化されてからでしょう。組織が大きく変わり、それまでに比べSAもガラリと変わりました。

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コメント

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3件のコメント

  1. その素敵なお店に行くために、車を買うなり借りるなりしたうえに高速料金とガス代まで払うわけだな
    高い入場料だなあ

  2.  拠点駅と高速道路内の全ての停留所とSA・PAに停まる高速(?)バスが一時間間隔位で運行されていたら様々な事情で自動車が運転出来ない人も気軽に利用出来るんだけどね。乗り降り自由の一日乗車券があればサービス・パーキングエリア巡りも出来るし。上下線の同じ個所にSA・PAがある場合にはスロープ付きの連絡地下道などがあれば近隣住民にとっても便利になるだろうし、運賃設定によるけど、「ちょっと近くのSA・PAまでお出かけ」のような事も出来る。
     現行の高速バスだと、停まり過ぎたり長時間停車していると所要時間が長くなり過ぎるのが大きいと思うけど、「ここで降りて暫く過ごしてみたいな」と思っても出来ないから「東京駅~静岡駅間の全ての停留所とSA・PAに停まるSA・PA巡りバス」のようなものを継続して運行して欲しい。東名高速だったら海の直ぐ傍にあるPAで降りて暫く海を眺めてみたい。

  3.  一例を挙げれば、足柄SAなんて高速バスでよくある10~15分程度の停車時間では落ち着いて買い物とか出来ないもん。かと言って20分超えの休憩時間を取っていたら全体の所要時間が長くなり過ぎてかえって不便になって利用者が減る恐れがあるから致し方ないところがあるのは分かるから個別にSA・PA巡りバスを運行して欲しいと強く思う。