軽井沢駅が大変身 3世代で楽しめる「ワンダーランド」に ローリングカフェも

軽井沢駅の混雑解消も 「成功」の可能性は?

 現在は記念館になっている軽井沢駅の旧駅舎については、1階に長野県らしさを発信できる飲食店を誘致し、2階の貴賓室は軽井沢の歴史や文化を象徴する空間「ろくもんラウンジ」として活用する方向で、所有者である軽井沢町と協議しているとのこと。ホーム側には、小さな子どもが安全に電車を眺められる「キッズハウス」も設置されます。

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「森の小リス キッズステーション in 軽井沢」(仮称)のキャラクター(画像:しなの鉄道)。

 そして、この歴史ある旧駅舎に改札口を新設することで、軽井沢の歴史や文化を生かしながら、軽井沢駅北口への回遊性を高めるとともに、夏休みやゴールデンウィークなど繁忙期の混雑解消が図られます。

 また、現在の3階にあるしなの鉄道の改札口付近では、2018年春に商業店舗エリアが拡充される予定です。

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しなの鉄道の玉木社長(左)とドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治さん(2017年3月14日、恵 知仁撮影)。

 観光客が少ない冬場をどうするかといった課題はありつつも、水戸岡さんは、軽井沢ならこうした施設が成功する可能性が高いと話します。2017年4月に着工され、事業費はおよそ2億5000万円。入場は有料で、料金は未定ながら駅の入場券代(190円)をひとつの目安にしているそうです。

【了】

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コメント

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4件のコメント

  1.  E7系運行開始間も無くの長野新幹線当時に長野駅まで往復した事があるけど、その時ですら上りの軽井沢駅から酒が入っている団体客が乗り込んできてずっと喧しかったので「いい加減にしろよ」と低い声で警告(?)した事があります。今回の計画が実現すると軽井沢と言う地が更に安っぽくなる予感しかしません。金沢駅延伸前からそうでしたが、軽井沢駅に停車するのは全列車各駅停車化した長野駅着発の「あさま」だけ(「かがやき」「はくたか」の高崎駅~長野駅間は全て通過)にして、「かがやき」「はくたか」の下り列車が軽井沢駅以遠にガラガラになる(上り列車は軽井沢駅で多くの空席が埋まる)事態を避ける事で遠近の利用者の分離と軽井沢駅以遠が目的の利用者の乗車チャンスを確保して欲しいと思っています。「かがやき」「はくたか」と「あさま」の接続は長野駅で上下移動無しで可能な筈です。

    • 軽井沢駅の停車は需要よりも運転上の理由が大きいと思います。長距離の勾配区間の高速走行後でもあるわけだし。

    •  定期列車で軽井沢駅通過の列車が設定されているので全く問題はありません。
       一番厄介なのは「かがやき」「はくたか」の全列車通過に反対するであろう長野県や軽井沢町の自治体などの存在です。「北陸長野新幹線か長野北陸新幹線の名称にしろ」と提案してきた長野県議会や商工会などの傲慢さは言うまでもありませんが、いつぞやの静岡県知事のような「通過させるのなら通行税を取るぞ」との脅しを平然と仕掛けてくる危険性がありますから。自分たちの利益だけを考えて北陸地区の他県の事を蔑ろにした新潟県知事(全列車を停車させないのなら増加分の建設費を負担しない)の実例もありますし、先に書いたように「北陸新幹線」の名称に難癖を付けた長野県の事ですから自治体・商工会などが挙って脅してきても全く疑問には思いません。

  2.  「金沢駅延伸前からそうでしたが、」の削除を忘れていました。
     「かがやき」「はくたか」の大宮駅~高崎駅間も無停車に統一して欲しいです。高崎駅では、下りは乗車専用・上りは降車専用として(指定席券の販売に制限を設けて)、「あさま」または上越新幹線の東京駅~高崎駅間の各停列車に接続させれば運転本数増加を抑えながら利用者の分離が可能かと思います。