機内の空気「エンジン」由来って!? わずか3分で空気が入れ替わる“上空1万mの換気術”とは
高度1万mの上空を飛ぶ旅客機。外は気温マイナス50度で酸素も薄い過酷な世界。そんな環境を飛ぶ旅客機の機内で、私たちが何気なく吸っている空気は、いったいどこから来ているのでしょうか。
外はマイナス50度、エンジン内部は高温 空気が激変する仕掛け
旅客機は通常、高度約1万mを飛行しています。この高度の外気では、気圧も酸素量も地上より薄くなります。気温はなんとマイナス50度前後という過酷な世界です。
空気が必要な状態でも、そんな空気をそのまま機内に取り込むわけにはいきません。実は、機内で私たちが吸っている空気は、ジェットエンジンを経由して届けられているのです。
JALによれば、多くの旅客機では、機外の空気をエンジンで圧縮し、機内へ送り込む仕組みになっているとのこと。旅客機に搭載されているジェットエンジンは、取り込んだ空気を強く圧縮して燃焼させる仕組みです。その圧縮機で圧縮されたあとの、燃焼する前の状態の空気の一部を分配し、送り込むのです。この空気は「ブリードエア(抽気)」と呼ばれます。
圧縮を受けたブリードエアは、高温・高圧の空気になります。外気のマイナス50度近い空気が一気に加熱されるため、そのままでは機内に送ることはできません。
そこでエアコン装置(エア・コンディショニング・システム)で適温まで一気に冷やし、23〜25度程度に整えてから天井の吹き出し口に送ります。外の極寒の空気は、ものの数秒で“快適な室温”に生まれ変わっているのです。
では、客室に入った空気は、そのあとどこへ行くのでしょうか。





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