機内の空気「エンジン」由来って!? わずか3分で空気が入れ替わる“上空1万mの換気術”とは

高度1万mの上空を飛ぶ旅客機。外は気温マイナス50度で酸素も薄い過酷な世界。そんな環境を飛ぶ旅客機の機内で、私たちが何気なく吸っている空気は、いったいどこから来ているのでしょうか。

外はマイナス50度、エンジン内部は高温 空気が激変する仕掛け

 旅客機は通常、高度約1万mを飛行しています。この高度の外気では、気圧も酸素量も地上より薄くなります。気温はなんとマイナス50度前後という過酷な世界です。

Large 20260511 01
この部屋の空気はもともとマイナス50度?(画像:写真AC)

 空気が必要な状態でも、そんな空気をそのまま機内に取り込むわけにはいきません。実は、機内で私たちが吸っている空気は、ジェットエンジンを経由して届けられているのです。

 JALによれば、多くの旅客機では、機外の空気をエンジンで圧縮し、機内へ送り込む仕組みになっているとのこと。旅客機に搭載されているジェットエンジンは、取り込んだ空気を強く圧縮して燃焼させる仕組みです。その圧縮機で圧縮されたあとの、燃焼する前の状態の空気の一部を分配し、送り込むのです。この空気は「ブリードエア(抽気)」と呼ばれます。

 圧縮を受けたブリードエアは、高温・高圧の空気になります。外気のマイナス50度近い空気が一気に加熱されるため、そのままでは機内に送ることはできません。

 そこでエアコン装置(エア・コンディショニング・システム)で適温まで一気に冷やし、23〜25度程度に整えてから天井の吹き出し口に送ります。外の極寒の空気は、ものの数秒で“快適な室温”に生まれ変わっているのです。

 では、客室に入った空気は、そのあとどこへ行くのでしょうか。

【実物は相当な大きさ】飛行機のエンジンの写真はこちらです

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス