ホームないから乗車はタラップ 「路線図にない鉄道」を走ったサッカーファン専用「パーク&ライド列車」の様子、茨城県が公開

茨城県の公式YouTube「いばキラTV」が、貨物線を利用したサッカーファン専用列車の様子を公開しました。

「スタジアム渋滞」解消の奥の手として実施

 茨城県のインターネットテレビであるYouTubeチャンネル「いばキラTV」は2026年5月11日、GWに鹿島臨海鉄道で運行されたサッカーファン向け特別列車の様子を公開しました。

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神栖~鹿島サッカースタジアム間で運行された特別列車(画像:鹿島アントラーズ)

 この列車は、5月6日に開催されたJリーグ・鹿島アントラーズ対水戸ホーリーホック戦、通称「茨城ダービー」に合わせて運行されたものです。鹿島臨海鉄道の貨物駅である神栖駅から、鹿島アントラーズのホームグラウンド「メルカリスタジアム」最寄りの鹿島サッカースタジアム駅まで、特別列車が設定されました。

 今回は神栖駅に約100台分の無料駐車場を設け、そこから列車に乗り換えてもらう「パーク&ライド」を実施。試合時の渋滞緩和と新たな移動手段の創出につなげるべく実施されたものです。

 神栖駅は、鹿島臨海鉄道鹿島臨港線の貨物駅であるため旅客用ホーム設備がなく、列車の乗降時にはタラップ状の階段を使用しました。約200人のサポーターを乗せた特別列車は、鹿嶋バイパス付近でJR鹿島線と合流し、鹿島サッカースタジアム駅までの約10kmを、およそ25分で走行しました。

 なお、鹿島臨港線は通常、路線図にも掲載されない貨物線ですが、かつては旅客列車が運行されていた歴史があります。

 ちなみに、メルカリスタジアムへは東関東道・潮来ICから通常約15分で到着しますが、試合開催日には、道の駅いたこ付近から神宮橋周辺にかけて渋滞が発生し、通行に30分以上かかることもあるといいます。

 こうした公共交通によるアクセス分散は、各地のスポーツ施設における課題のひとつとなっています。今回の特別列車の取り組みに対しても、サポーターから好評の声が上がっているようです。

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