アウトレット渋滞、正面突破は“詰む” 実は早い「場外駐車場+シャトルバス」活用術 「えっ、そんな道いくの!?」
人気のアウトレットモールは、週末に行くと大渋滞に巻き込まれがちです。しかし、あえて店舗から離れた「場外駐車場」に停め、シャトルバスを利用する方法も。実はこれがかなり早いケースがあります。
「電車で行けるアウトレット」も臨時の直行バス!
一方、冒頭で述べたように、三井系の「アウトレットパーク」は、御殿場などよりも都心に近い立地を好みます。横浜のシーサイドライン鳥浜駅から徒歩5分という横浜ベイサイドはその典型です。また、東急が主体となり開発を行った南町田グランベリーパークは、当然ながら東急田園都市線の駅前に立地し、駅名も施設名をそのまま名乗っています。
ただ、両施設とも、沿線の住民以外には直感的に伝わりづらい立地です。そこで、2026年のゴールデンウイークには、前者は横浜駅から、後者は横浜駅に加え相模大野駅からも無料の直通バスが運行されました。
どちらも大型の貸切バスを用いましたが、補助席まで満席になる便もあるほどの盛況ぶり。御殿場と比べると、小さい子供を連れたファミリーが多いのが印象的でした。
実は、御殿場の駐車場シャトルを担う路線バス用の車両は本来、通勤通学需要の減る土日はダイヤ数が少なめです。また横浜ベイサイドやグランベリーパークの直通バスを担当した貸切バス車両は、修学旅行などが少ないゴールデンウイーク期間中は稼働率が落ちます。つまり、これらの業務は、バス事業者にとっても、閑散日のリソースを効率よく稼働させる“おいしい”お仕事なのです。
“都心から離れる”ことが立地の要件になっているゆえに、足の確保が集客のカギを握るアウトレットモール。バス事業との相性はよく、今後も様々なバスサービスの展開を期待できそうです。
Writer: 成定竜一(高速バスマーケティング研究所代表)
1972年兵庫県生まれ。早大商卒。楽天バスサービス取締役などを経て2011年、高速バスマーケティング研究所設立。全国のバス会社にコンサルティングを実施。国土交通省「バス事業のあり方検討会」委員など歴任。著書に『高速バスのビジネス』(成山堂書店)、『「マーケティング感覚」の実装力』(同文舘出版)。新聞、テレビなどでコメント多数。





御殿場アウトレットモール。御殿場線に駅があれば電車&徒歩で行くことが出来そうだよな