「雨の空港で飛行機撮らないなんて損?」 晴天時には絶対見られない“覚醒した姿”の正体【レンズ越しの“旅客機”の世界】

雨の日の飛行機撮影、面倒だと敬遠していませんか? 実は雨の日だからこそ撮れる、迫力ある飛行機の姿も。航空写真家の竹信大悟さんが雨の日の撮影の魅力とコツを解説します。

一般的には「ガッカリ」になりがちな“雨”

 週末のお休み、あるいは貴重な休日に飛行機撮影に行くぞ!と楽しみにしていたのに、いざ休みになってみると残念な雨模様でガッカリ。なんてことも少なくないですよね?

 飛行機写真って、晴れの爽やかなイメージが強いですもんね。とくにこの時期の飛行機撮影は気候的にも気持ちいいですし。でも雨の撮影もまた楽しいんですよ。

 濡れるし、寒いし(蒸し暑いことも)レンズも曇ったり。そもそもカメラを濡らさないように守りながら撮るのは面倒。結局「今日はやめとこうかな」と思うのが自然です。

 初回から飛行機写真の基礎的なお話が続いたので、前回までのお話はしっかり踏襲しつつ、少しだけ実践的な雨の撮影のお話をしていこうと思います。

 ボクは雨の日の空港がけっこう好きです。晴れの日には見えにくい飛行機の力強さが、雨粒によって見える形になるからです。濡れた滑走路を走るタイヤ。機体の後ろに飛ぶ水飛沫。着陸の瞬間に巻き上がる水煙――。晴れている日は空気や音で感じているものが、雨の日は水飛沫となって写真に写ります。

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雨天の夜に離陸するJALのボーイング767。水蒸気とライトがドラマチックな光景を作り出す(竹信大悟撮影)。

雨だからこそ撮れる「飛行機の力強さ」

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Writer:

1975年生まれ。兵庫県出身。大阪は伊丹空港をベースに、航空会社のオフィシャル撮影や日本各地の空港で航空業界を切り取るフォトグラファー。国内外の航空会社や空港 を取材し、路線や運航、現場スタッフの仕事を写真とデータで立体的に伝える。月刊『AIRLINE』等、航空専門誌・ウェブでの執筆・撮影のほか、企業パンフレットや広告ビジュアルも担当。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。

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