「東横線の大カーブ」跡に保育所、ホテルなどの複合施設 「渋谷代官山Rプロジェクト」始動 東急
2013年に地下化された東急東横線の渋谷~代官山間。そのかつて線路があった地上に、複合施設が建設されます。渋谷駅から代官山駅方面へと曲がる、東横線最大級のカーブがあった場所です。
「Rプロジェクト」の「R」、その意味とは?
東急電鉄が2017年3月30日(木)、同社が進める渋谷駅周辺地区における再開発事業の最新状況を発表。そのなかで、旧東横線跡地を利用して新たな複合施設を建設する計画が明らかにされました。
「渋谷代官山Rプロジェクト」と名付けられたこの計画は、東横線の渋谷~代官山間が2013年に地下化される前、その線路があった場所を利用。渋谷駅を発車した東横線の電車が代官山駅方面へ進路を変える、R160(半径160mの円を描くカーブ)という東横線で最大級のカーブがあったところです。
「鉄道(Rail-Road)、再生(Reborn)、継ぐ(Relay)という言葉や、円の半径を表す『R』から、『渋谷代官山Rプロジェクト』と名付けました」(東急電鉄 都市創造本部 幡場喬二さん)
施設は地上3階建てのA棟、7階建てのB棟にわかれ、A棟には保育所、B棟にはホテルやオフィス、店舗が入居します。地域の住民や就業者、旅行者など多様な人々を集め、駅前とは異なる魅力を持ち、周辺地域や「広域渋谷圏」の魅力を向上させる施設として整備するといいます。2018年秋の開業予定です。
なお、この旧東横線跡地は、国道246号の南側が複合施設「渋谷ストリーム」(高さ約180m)の一部に、そのさらに南側の約600mが遊歩道になり、「渋谷代官山Rプロジェクト」の施設はその先に建設されます。
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堅実といえば堅実、順当といえば順当、やることなすことソツがないのは相変わらずだけど、なんか新鮮味に欠けるねぇ・・・。