ももクロ有安杏果さん、一日駅長に就任のワケ 「ももクロ駅」「ももクロ号」も 東武(写真20枚)
ももいろクローバーZの有安杏果さんが、ママとケンカしたこともある思い出の駅で一日駅長に就任。自分の「ももクロ号」に出発合図を送りました。「ももいろクローバーZ駅」も出現しています。
レッスンやオーディションに通った最寄り駅
アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の有安杏果(ありやすももか)さん(22歳)が2017年4月5日(水)、東武東上線ふじみ野駅(埼玉県富士見市)の一日駅長を務めました。
ももいろクローバーZは埼玉県富士見市で4月8日(土)と9日(日)、同市の市制施行45周年記念事業でもあるコンサート「ももクロ春の一大事 in 富士見市 ~笑顔のチカラ つなげるオモイ~」を開催。その一環として、富士見市のふじみ野駅で有安さんが一日駅長を務めたものです。
「この駅から電車に乗って、レッスンやオーディションに通っていました。ママと喧嘩したこともありました」(ももいろクローバーZ 有安杏果さん)
有安さんは子どものころ富士見市に住んでいたことがあり、ふじみ野駅は最寄り駅だったとか。そして現在は、同市のPR大使。こうした縁が今回の富士見市でのコンサート開催、一日駅長につながりました。このたび一日駅長になったことについて有安さんは、「夢に向かって頑張っていれば、こういうこともあるんだな」と感慨深げに語ります。
5編成の50000型に5人の写真を
4月5日(水)、ふじみ野駅の一日駅長に任命された有安さんは、東上線でその日から運行が始まった「ももクロ号」の出発式に登場。有安さんの合図で、「ももクロ号」がふじみ野駅を発車しました。有安さんは「さしすせそ」の発音が苦手とされ、歌詞にもなっていますが、見事な「しゅっぱつしんこう!」で列車を発車させています。
「ももクロ号」は、グループのメンバー数と同じ5編成があり、それぞれの小川町駅側の先頭車に、メンバーの写真を使ったヘッドマークを掲出。今回、有安さんによる出発合図でふじみ野駅を発車していったのはもちろん、有安さんの写真が掲載された「ももクロ号」です。「ももクロ号」には、50000型という電車が使用されています。
この「ももクロ号」は5月7日(日)まで、池袋~小川町間で運行される予定。池袋駅側の先頭車両には、メンバーの写真ではなく、5編成共通の青いヘッドマークが掲出されます。東武鉄道によると「青」にした理由は、それが東武グループのグループロゴカラーであるためといいます。
駅名も「Z」に変更?
ふじみ野駅はこの4月5日(水)から5月7日(日)まで、コンサート会場側の東口が「ももいろクローバーZ駅」になり、駅名看板がももクロメンバー5人の写真とグループ名を掲載したものになります。
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東武鉄道の担当者はこうした取り組みを実施した理由について、富士見市とその市制施行45周年、東上線を盛り上げ、コンサートで同市を訪れる人たちに喜んでもらえればと話します。
ちなみに、有安さんのももクロにおけるイメージカラーは「緑」で、コンサートは富士見市みどり野南にある「富士見市第2運動公園」での開催。コンサートのチケットは完売しています。
ももクロ×駅のコラボは福岡でも
ももクロのコンサート開催にともなう駅とのコラボレーションは、過去に西日本鉄道の紫駅(福岡県筑紫野市)で行われたこともあります。同駅近くでももクロのコンサートが開催されること、ももクロメンバーに「紫」がイメージカラーの高城れにさんがいることにちなんだもので、駅の名称表示が「西鉄紫駅だZ!」に。多くのモノノフ(ももクロファン)が集まったほか、高城れにさんも同駅を訪れています。
富士見市でのコンサート当日、4月8日(土)と9日(日)は午前10時から、ふじみ野駅と鶴瀬駅で「富士見市制施行45周年 東武東上線にももクロが登場だZ記念乗車券」(1000円)、「ももいろクローバー駅キーホルダー」(500円)が販売されます。売り切れ次第終了です。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
>池袋駅側の先頭車両には、メンバーの写真ではなく、5編成共通の青いヘッドマークが掲出されます。東武鉄道によると「青」にした理由は、それが東武グループのグループロゴカラーであるためといいます。
あかりん……