廃線のディーゼルカー10年ぶり復活、その意外な理由 神岡鉄道「おくひだ1号」(画像10枚)

廃線のディーゼルカーが、10年ぶりにレールの上を走行しました。その行先には、大きなふたつの計画が。廃線は「終わり」ではなく、ひとつの「始まり」でもあるようです。

約10年ぶりの復活走行、実現は意外な理由で?

「神岡・町づくりネットワーク」の「ガッタンゴー」は、神岡鉄道の廃線跡を使ったレジャー施設です。鉄道施設の保存というよりも、そこに残っている施設で楽しいことをしたい、という趣旨のようです。それがなぜ、本物のディーゼルカーを走らせようと考えたのでしょうか。「神岡・町づくりネットワーク」に聞いたところ、意外な答えでした。

「もともとは、『ガッタンゴー』を盛り上げるため、車庫に眠っている車両を奥飛騨温泉口駅で飾ろう、というアイデアでした」(神岡・町づくりネットワーク)

 しかし、線路は10年間、「ガッタンゴー」で使っただけです。廃止後、重い鉄道車両を走らせたことがありません。そこで、トレーラーで運搬しようと見積もりを取ったところ、2000万円以上かかると判明。残念ながら、そこまでの予算はありません。

「それなら、線路はつながっているし、ゆっくりと自走させたらどうか、と」(神岡・町づくりネットワーク)

 試しにエンジンをかけてみたところ、動きました。しかし駆動系が傷んでいるため走行はできなかったそうです。飛騨市に相談したところ理解を得て、車両と線路の調査費として100万円を補正予算に計上。そこから話が進み、今回の運行・試乗会に至ったとのことです。

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「日本ロストライン協議会」設立。
幹事3団体の事例発表会のほか、懇親会では全国から集まった参加者の事例紹介も。
「ロスト・ライン・神岡」の5カ年計画。

 また飛騨市は「廃線観光」を推進するため、「ロストラインフェスティバル」というイベントとシンポジウムの開催を決定。全国で廃線を使って観光に取り組む団体や個人に呼びかけました。シンポジウムは、全国規模の廃線観光団体「日本ロストライン協議会」の設立へと発展しました。

 今回のイベントが行われた2017年4月8日(土)の夕方から「日本ロストライン協議会」の設立総会が開催され、合計15団体の参加が決定。会長は「神岡・町づくりネットワーク」、副会長は宮崎県の「高千穂あまてらす鉄道株式会社」と、秋田県のNPO法人「大館・小坂鉄道レールバイク」から選出。今後は会員団体の知識や経験を共有し、共に発展するために取り組む方針を確認しました。

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コメント

1件のコメント

  1. 廃線活用は必要だし、電化復活なども考えなくてはならない。

    単に利用者が少ないから廃止でなく利用者を観光以外で増やす方法も必要だと思う。

    地方のローカル線なら転換クロスを入れるのも手だし、居住性向上が鍵になると思われる。

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