地上で戦う空軍兵士!? 戦場の空を地上から支える「スペシャリスト集団」 実は “脱落率9割” の超難関

戦闘機や爆撃機の華々し活躍が目立つアメリカ空軍には、実は地上に降り立ち、最前線を自らの足で駆ける隊員たちがいます。彼らはいったい何モノなのでしょうか?

特殊戦術隊員が担う様々な役割

 特殊戦術部隊の最大の特徴は、少数精鋭で航空機動力を最大限に活用する点にあります。CV-22BオスプレイやMC-130Jといった特殊作戦に特化した輸送機からパラシュート降下し、敵勢力圏の奥深くへ潜入して作戦を遂行することを得意とします。その任務は救難、偵察、航空管制、通信支援など極めて多岐にわたります。戦闘そのものよりも、航空戦力が本来の能力を発揮できる環境を最前線で整えることこそが彼らの使命なのです。

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戦闘捜索救難のスペシャリストであるパラレスキュー。いかなる場所でも救助任務を遂行できるよう訓練が行われている(画像:アメリカ空軍)

 その代表的な職種が「パラレスキュー(Pararescuemen:PJ)」です。彼らは戦場における戦闘救難のスペシャリストであり、敵地に取り残された撃墜パイロットや孤立した負傷兵の救出を主任務としています。

 単なる救急隊員ではなく、潜水、登山、降下、戦闘技術まで修得し、あらゆる環境で救助活動を遂行できる能力を備えています。救出対象がどれほど危険な場所にいても、生還させるために最前線へ飛び込むことが彼らの存在意義です。

 また、戦場における航空戦力の「交通整理役」とも言えるのが「戦闘管制員(Combat Controllers:CCT)」です。敵地に最初に降下し、滑走路や臨時着陸帯を確保するとともに、輸送機やヘリコプターの離着陸を管制します。さらに爆撃機や戦闘機への目標指示も担当し、陸・海・空の各部隊を統合する航空管制官として行動します。敵地のど真ん中で航空交通管制を行うという極めて特殊な任務は、世界でも他に類を見ない存在です。

【空軍特殊戦術隊員】ガチガチの戦闘スタイルだけど空軍兵士!? (写真)

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