有楽町駅に通路新設、新橋駅は大屋根拡張 五輪に向け4駅改良へ JR東日本
JR東日本が、東京オリンピック・パラリンピックに向け、新たに都内4駅の改良工事を行います。
会場最寄り駅など新たに都内4駅
JR東日本は2017年6月6日(火)、東京オリンピック・パラリンピックの競技会場最寄り駅となる有楽町駅(東京都千代田区)や新木場駅(同・江東区)、臨海エリアへの乗り換え駅である新橋駅(同・港区)などの改良計画を発表しました。
大会期間中、多くの人の利用が見込まれることから、JR東日本は競技会場周辺の駅などで改札口やコンコースの拡張、バリアフリー設備の拡充などの改良工事を進めています。信濃町駅(東京都新宿区)、千駄ケ谷駅(同・渋谷区)、原宿駅(同)は着手済みです。
有楽町駅は、自転車競技が行われる皇居外苑やウエイトリフティングが行われる東京国際フォーラムが近くにあります。駅ではエレベーターが大型化されるとともに、国際フォーラム口と中央口を結ぶコンコースが新たに設けられ、国際フォーラム口にもバリアフリールートが整備されます。さらに、階段やコンコース、トイレが拡張。京浜東北線ではホームドアの設置も進められます。
アーチェリーが行われる夢の島公園や、水泳会場の東京辰巳国際水泳場などが近い新木場駅では、エレベーターや階段、エスカレーターを増設。また、コンコースや改札口、トイレの拡張も行われます。
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新橋駅は、烏森改札口やコンコースを拡張。ホームは大屋根を拡張して柱を減らします。山手線、京浜東北線へのホームドア設置も推進されます。
羽田空港方面への東京モノレールが接続する浜松町駅(東京都港区)では、エレベーターを大型化。山手線にはホームドアが設置されます。また、乗り換え客の動線がスムーズになるよう2018年3月には乗り換え通路が相互通行できるようになります。
今回、駅改良が計画されている4駅には工事費総額、約250億円が投じられます。使用開始は、2020年春ごろの予定です。
【了】
東京オリンピックなる国家最大の愚行がなければ、工期的にも余裕が生まれ、施工内容も無理なく、しかもより充実した内容になっていた。
東京都が全ての責任と費用をもってやってくれれば、国家の愚行にはならないはずなのだが。それと、オリンピックというきっかけがなければ、改修などいつになったやら。
ただしオリンピックのせいで資材工賃が高騰してる時期にやらざるを得ないのは、その分改修内容が絞られそうで残念。