あと30年は戦える? 米海軍「スーパーホーネット」大規模改修でさらにスーパーに

F-35を上回る部分も?

「ブロックIII」では機体の内部も大きく近代化され、新しいコンピューターの搭載や戦術ネットワークへの対応、そして操縦席も完全に一新される見込みで、これまで数個の小さいディスプレイで構成されていた計器盤は、ボーイングが提唱する1枚の大型タッチパネルを設置した次世代コックピットになるのではないかと推測されます。

 大型タッチパネルはF-35にも採用されていますが、F-35の計器盤の表示は単純な記号の組み合わせに過ぎません。一方F/A-18E/F用の次世代コックピットでは戦場の状況をまるでゲームの3DCGのように描写することで、パイロットに対して直観的にわかりやすい状況認識を与え、作戦の立案を助けることが可能になります。こうした面ではF-35を上回るでしょう。

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F/A-18E/Fは1995(平成7)年に初飛行。1978(昭和53)年に初飛行したF/A-18とは名前が同じだけの別の機体である。(画像:アメリカ海軍)。

 アメリカ海軍は2018年にF-35Cの初期作戦能力達成(実用化)を見込んでいますが、新しいF/A-18E/F「ブロックIII」はF-35Cと並んでアメリカ海軍における主力戦闘機の半分を担い続ける予定で、2046年ごろまで運用を見込みます。そしておそらく今後も「ブロックIV」などにアップグレードされ、「スーパーホーネット」はさらにスーパーな存在へ進化し続けることになるでしょう。

【了】

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コメント

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6件のコメント

  1. アメリカの飛行機なんてイージス艦並みに脆い機体しかない。
    だから露軍から飛行機を買った方が良い。
    露軍の飛行機は頑丈でITも優れているし。

    • コンテナ船との衝突のことなら、2万総トン以上の大型船に、決して遅くはなかった速度で、真横から衝角攻撃受けて無傷で済む船があったら、教えていただきたい。

  2. この改修型をベースとしてEA-18G改として開発し、空軍、海兵隊用に装備するのなら、有効。それ以外では採用国の極端な少なさからして、無駄。

    • 無駄かどうかはお前の狭い視野で判断することではない。

    • 日本の金を使わないなら何でもいい(≧∇≦)b

  3. F15もF16もだけどコンフォーマルタンク付けるとかっこ悪いんだよね
    まあしょうがないけど