八戸線に新造のキハE130系500番台ディーゼルカー投入へ JR東日本

JR東日本が、八戸線にキハE130系500番台ディーゼルカーを投入します。

八戸線の冷房化率100%へ

 JR東日本は2017年7月4日(火)、八戸線にキハE130系500番台ディーゼルカーを投入すると発表しました。

 八戸線は青森県八戸市の八戸駅から岩手県久慈市の久慈駅までを三陸海岸沿いに結ぶ64.9kmの鉄道路線です。現在は国鉄時代に製造されたキハ40形やキハ48形ディーゼルカーがおもに使われています。

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八戸線に投入されるキハE130系500番台ディーゼルカーのイメージ(画像:JR東日本)。

 今回新造されるE130系500番台は、千葉県の久留里線や茨城県・福島県の水郡線を走る車両とほぼ同一の車両で、2両×6編成と1両×6編成の計18両が製造されます。

 車内には案内表示機が設置され、現在駅や行き先が案内されます。また、環境対策として、排気中の窒素酸化物(NOx)、黒煙などの粒子状物質(PM)を低減するエンジンが搭載されます。

 車体はステンレス製です。ドアは片側3か所ずつで両開き式。空調は冷暖房が完備され、八戸線の冷房化率100%を目指すといいます。定員は1両編成の場合115人、2両編成の場合262人。最高運転速度は100km/hです。

 なお、この形式の開発にあたっては、JR東日本が車体や主要機器ごとに公募調達を実施。国内外の多くの企業から応募があり、そのなかから契約先が選定されました。

【了】

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4件のコメント

  1. 新型ディーゼル車導入の舌の根も乾かぬうちに、在来形式の投入。どちらかに統一すれば量産効果もあがるのに。第一電気式ディーゼル車は確かそもそも八戸線に投入予定ではなかったのですか?事業用に使えたEF510を廃車にして骨董品のEF81を残したり、カシオペアの大改装で充当できた豪華列車にわざわざ信頼性絶無の車輌を投入したり、新型を投入する必要のない山手線にわざわざ見映え以外は欠陥品を投入したり。それでいて肝心要の信号システムを更新しようともしないJR東日本の思考は、正直理解する気持ちも失せた。

    • 何せJR各社では東京を抱えた会社だからね、しかしそれにしては東は視野が狭いね、豪華寝台の故障がこの会社の現実を語ってるね、海底ケーブルに真空管を使うように途切れてはならない連絡網や高価な旅にはエンコの可能性低い歴代リニューアルを選ぶ方向が正しかったかもしれない、確かにリニューアルに味を占めて高い運賃を取ることは法度だが、実は東のように何でも新しくすることこそ古い考えではないか?とも思う

  2. うーん、見た目が相変わらず走ルンです。山手線も見た目が最悪ですが、今回もダメ。サスティナを使うならフルラッピングも容易なのでは?東日本のコンセプトは迷走中と言われても仕方がない。
    まるめぐぷうさんの仰ることが正論と言える。

  3. 正直、電気式気動車は八戸線より八高線に導入した方が良いと思う。
    地方の路線は東京程混まないし、利用者の多いJR西の京阪神地区も3扉転換クロスをやっている。
    東も新潟や東北などの地方やローカル線位は転換クロスを入れた方が利用者のサービスにならんかね。
    その割に東海道線などの普通列車グリーンで暴利を稼ぐのもやめて欲しい。