「コーナーポール」はいずこへ? クルマの左前の棒状のアレ、数を減らした理由とは

クルマの左前方に装着された「コーナーポール」。最近あまり見かけませんが、どういった現状なのでしょうか。

長年愛用したドライバーは装着し続ける傾向も

 クルマの「コーナーポール」とは、前方の車両感覚の把握を補助するための、車両左前方に装着される棒のことですが、最近あまり見かけないような気がします。

Large 170718 corner 01
ドライバーが車両感覚を理解するためのコーナーポール(画像:photolibrary)。

 とはいえ、たとえば2017年6月にマイナーチェンジしたホンダの小型乗用車「フィット」にも、純正アクセサリーとしてラインアップされており、販売そのものは続けられています。

 現在、どのようなドライバーが装着しているのでしょうか。ホンダ車のカスタマイズや純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセス(埼玉県新座市)に聞きました。

――現在、どのようなドライバーが、どういった目的で、コーナーポールを装着しているのでしょうか?

 コーナーポールは、運転席から確認しにくい左前方の距離感をサポートすることが目的ですので、運転になれておらず、より安全に運転したいと思われる方や、駐車スペースや道路が狭いなど、実際の使い勝手から必要とする方が装着していると考えられます。また、コーナーポールを長年装着した車両での運転に慣れている方が、ダウンサイジングしたクルマを買い直すときに、再び装着される傾向もあります。

――「フィット」全体で、コーナーポールは年間どのくらいの数が売れているのでしょうか? また、装着率はどのくらいでしょうか?

 直近では年間で約2500個ぐらいで、装着率は約3%程度になります。10年くらい前までは、ドアバイザー(編集部注:クルマ側面の窓の上部に装着する、日差しや雨などをよけるためのひさし)やマッドガード(編集部注:タイヤの泥よけ)とあわせて売れていました。

この記事の画像をもっと見る(2枚)

テーマ特集「【自動車】意外と知らない! 明日使える自動車トリビア」へ

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

6件のコメント

  1. コーナーポールの有無ではなく、自分の車の大きさそのものに対する責任の意識の有無が大事。普通の店舗の駐車スペースに入りきれないほど、あるいは自宅周辺の道路ですら難儀するほど大きすぎる車がどのくらい他人に迷惑をかけているのかを考えてほしい。

    • ガタイでかいくせに狭い道に無理やり曲がりこんできて、でめーは脇によるかバックするかしないで、こっちに脇を通過させようとする。どうせこっちがぶつけるかかするかしたら激怒するんだろ。マジで死んでくれや。

  2. 軽もラパンのような型なら見切りはよさそうだけど今流行りの型なら個人的にはセダンのほうが見切りはいいんじゃないかな?仮にセダンにポールが必要としても、確かにそれ以前に大きな車を運転する者の周囲への配慮が必要に思う。道具はそれからの話かな、

  3. コーナーポール、カッコ悪いんだもん。

  4. レンタカーには普通についてるよ

    • 自分が気が付く限りではレンタカーには全く装着されていませんよ。遠隔地へ旅行行く際にはレンタカーを時々活用しますが、大手(トヨタ・日産・ニッポン)では装着車両がありません。過去に利用者アンケートがあった時、「レンタカーは使い慣れていない車種利用も多いのでレンタカーにこそコーナーポールを装着して欲しい」と記入した程です。逆に最近になって公道上の自家用車に装着している車両が増えて来ていると感じます。当然に?絶対数はまだまだ少ないですが!