水と重曹で驚きの「灰色さ」に トンネルなどの落書き、消し去ることを重視するワケ

「本来の姿」をあらわにすることが重要なワケ

――重曹はどれほど使うのでしょうか?

 8平方メートルに対して3袋、およそ75kg使います。コストは規模にもよりますが、ほかの工法よりも若干安いか、同程度です。

――どのような構造物にも適用できるのでしょうか?

 コンクリートやアスファルト、レンガ、タイルなど、素地そのままの構造物に適用することが多いです。ガードレールやシャッターなどは、もともとの塗料も落としてしまうので難しくなります。

※ ※ ※

 スプレー塗料による落書きは、美観上の問題だけでなく「表面の微細な凹凸に塗料が入り込んでしまい、コンクリート劣化度の基準となるひび割れがわからなくなってしまうので、構造物を点検するうえで障害になる」(藤本代表)のだそうです。エコロビーム工法は、塗料除去のために溶剤などを上塗りすることなく、本来の姿が現れる点でも有効だといいます。

 やおきの藤本代表は7年前にこの「エコロビーム工法」を開発。施工業者は2017年現在、全国に40社以上あるそうです。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. また研磨とは違うわけね?落書きの法的措置は無いのかな?器物損壊にはならんか?どこかの有名な街では落書きのあまりの上手さに今度は芸術とか?橋桁キャンバスだとか?落書きとピカソは紙一重じゃないだろうけど?確かに絶賛すべき技術の記事だろうけど?もっと近道ないんかいね?

    • これはすごい。大々的に運用すべし。ちなみに落書きは器物破損などで逮捕される立派な犯罪ですからね。

  2. 落書きを塗り潰して子供たちに絵を描かせ、落書き防止にもしている橋脚やトンネルはよく見るけど、点検の支障になるからやっぱり消します……みたいなことになったりするんだろうか