成田空港「到着時免税店」開店へ 帰国してから海外みやげ? その背景とメリットとは

2017年9月、成田空港第2ターミナルに「到着時免税店」がオープンします。通常、出発エリアにある免税店が今回、なぜ到着エリアにオープンすることになったのでしょうか。空港を運営する成田国際空港株式会社に聞きました。

「到着」と「出発」、免税店は何が違う?

――従来の出発エリアにある免税店と、購入方法や購入できる量などで違いはあるのでしょうか?

 今回の関税法基本通達の一部改正で、到着時免税店で購入できる商品は、現行の「携帯品免税制度」の対象として新たに追加されました。「携帯品免税制度」とは、海外旅行者らが入国時に携帯して輸入する個人使用目的の物品の関税、内国消費税を一定の範囲で免税する制度です。これまでの対象は、外国購入品や機内購入免税品でした。

 関税、内国消費税が免税される一定の範囲については、例えば、酒類3本、外国製たばこ1カートンなどですが、詳細は税関のウェブサイトなどでご確認願います。なお、携帯品免税制度の免税範囲を超過した分については課税対象になります。

――店には外国製品の酒類、たばこが並ぶそうですが、出発エリアにある免税店と品揃えは異なるのでしょうか?

 到着時免税店で取り扱う外国製品の酒類、たばこの品揃えは、出発エリアにある免税店と同様です。

――到着時免税店の対応通貨はなんでしょうか?

 日本円、ドル、ユーロです。なお、クレジットカードも使用可能です。

――日本製品を扱う予定はあるのでしょうか?

 関税法基本通達で、到着時免税店の制度は「入国者に対する外国貨物の保税販売」と定められています。そのため到着時免税店で免税販売できる商品は基本的に外国製品であり、原則、国内製品は免税販売できません。

※ ※ ※

 日本人にとっては、海外の空港で免税品を買いそびれても、帰国時に購入できるチャンスが増えます。到着時免税店の存在を知っておくと、空港の楽しみ方がまた少し変わってくるかもしれません。

 なお、到着時免税店では当面のあいだ、酒類とたばこのみを販売するとのことです。9月に開店するのは第2ターミナルですが、第1ターミナルと第3ターミナルでも2017年内のオープンに向けて、到着時免税店の整備が進められています。

【了】

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コメント

3件のコメント

  1. なんかあんまりメリットを感じないような気も。昔の大阪のアリバイ通りみたいな使い方するのかな。あるいはお土産買いそびれたOLたちが利用するのかな。よくわからない。

    • もうひとつとしては、記事中の「荷物になる」という点に関して、機内持ち込みや受託荷物の重量オーバーを防ぎたい旅客のため、というのもあるのかも知れない。

      一定の重量以上は別途、割高な手数料を取られるケースもあるだろうからね。

  2. 成田空港も民営化されて、いろいろな稼ぎ方を考えているのでしょう。航空会社の誘致のために、ただでさえ高い着陸料は引き下げざるを得ず、かといって利用者から空港使用料をあまり高く取ることもできない状況の中で、空港の商業施設の売り上げを増やすことが大きな目標になっているのでしょう。

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