「住むなら小田急沿線」と思わせる10の理由 平日も休日もロマンスカーと暮らす

沿線には紅葉の名所や高級住宅街も

【7位】紅葉と夜景の名所「大山」

 丹沢大山国定公園の大山は標高1252m。関八州の展望台といわれるほど見晴らしの良いところです。ここの最寄り駅は一部の特急ロマンスカーが停車する伊勢原駅です。バスで約20分の終点、大山ケーブル停留所から、こま参道を通り抜けるとケーブルカーの乗り場があります。ケーブルカーの山頂駅である阿夫利神社駅付近に展望台があり、空気が澄んでいれば東京都心まで見渡せます。とくに夜景が素晴らしい所です。途中駅の大山寺は紅葉の名所としても有名です。

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ライトアップされた大山寺の紅葉(杉山淳一撮影)。

 このエリアにも「丹沢・大山フリーパス」があります。大山ケーブルと小田原線の本厚木~渋沢間、エリア内のバス路線が乗り放題の「Aキップ」は、新宿から2470円(子ども1230円)で、2日間有効です。

【8位】憧れの高級住宅街

 小田急沿線の魅力は多彩な住環境です。高級住宅地の成城、玉川学園は、成城学園と玉川学園が広大な土地を取得。駅を誘致した上で住宅地を分譲しました。その結果、みどり豊かで閑静な学園都市が形成されました。小田急沿線を象徴する風景のひとつといえそうです。

 小田急が開発した都市としては、江ノ島線沿線の「林間都市計画」があります。東林間駅、中央林間駅、南林間駅を含む広大なエリアを宅地開発する計画でした。総面積は80万坪に及びました。しかし、戦争の影響で目論み通りの開発は行われませんでした。その後、1984(昭和59)年に東急田園都市線が中央林間駅に到達すると大発展します。小田急側も中央林間駅に急行、湘南急行(現、快速急行)を停車させるなどの対抗策を打ち出し、便利になりました。

 多摩線は東京都の多摩ニュータウン開発計画に関連して、東京都の要請もあって建設された路線です。小田急としても多摩ニュータウンの手前、新百合ヶ丘~はるひ野間の住宅開発を手がけます。また、多摩ニュータウンの先、唐木田地区へ延伸しました。唐木田地区は付近の大妻女子大学多摩キャンパスのイメージも加えて、新たな学園都市を形成しています。

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コメント

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13件のコメント

  1. こじつけて言えば、東武・西武・東急・京王の4者を“加重平均”したのが小田急だと認識している。
    確かに通勤も観光も美味しいとこ取りの感がある。このタイプの鉄道事業者は他にはない。だからこそ、現状は超少子高齢化の現在にもかかわらずあんな惨状を繰り広げているとも言えるのだが・・・。

    鉄ちゃんたちによる“妄想”が凄まじいのも小田急の特徴だ。ダイヤの件は今更語るまでもないだろう。当方が不覚にも「ほう・・・」と感じてしまった“妄想”に御殿場線買収案がある。
    これで富士山麓と西伊豆(沼津に届くため子会社の東海バスグループと接触する)を手中に収めてしまえというもので、特に衰退気味の西伊豆に小田急を関与させて再生させろ、という主旨のもの。

    実際に「そんなに上手くいくのかね?」とも思えるのだが、発想自体は面白いではないか。
    話が脱線したけれど、小田急を巡る“妄想話”にはこの手のようなケースが実に多い。

    • 発想は面白いけどね…とはいえ、買収までいかなくとも御殿場線の活性化は小田急が握ってるのは確かだろう。個人的には現状の御殿場線ローカル電車の一部を小田急が受け持っても面白いかもしれない。小田原〜松田〜御殿場とか、本厚木〜松田〜国府津とか。ロングが嫌なら中途半端な両数でホームドアにも対応厳しい2000形を改造するとか…妄想だけど。

    • 列車の受託運行か。法律的なものは棚上げするとして、長期的展望でみれば可能性はゼロではないのかもね。
      これも面白い発想だ。

  2. 住むなら山手線沿線がいいですよ。

    • 山手線沿線のどこに住める余裕があるんだよ?

    • 手が届かない・・・。
      固定資産税だっていくらかかるんだか。

      さては分かっていてコメしてるな?
      性格悪いのう(笑)

    • そもそも山手線自体、各停しかないし、大手町や新橋などは上野東京ラインの方が山手線西側より早く通勤できる。
      それに山手線西側の客層はめちゃ悪いし、上野東京ラインの赤羽〜大宮間なら大手町や新橋、品川のみならず湘南新宿ラインで池袋や新宿に出られる。
      後、浦和駅は夜遅くまで図書館や映画館をやっているから、下手な東京都心より便利だと思う。

    • 山手線…あ、神戸市営地下鉄のですね(汗)

  3. 登戸まで複々線化が完成しても実際に利用者が多いのは相模大野以遠なので、相模大野まで複々線化できないと混雑解消にはならないんだよなあ…

    複々線区間内に追い抜きできる駅ないから、ロマンスカーも結局時間短縮できないんだし。

  4. 内容以前にプロのライターが8ページにも亘る程の長ったらしい記事を書くんじゃないよ。途中で読む気失せる(疲れる)と共に「小田急の事なんかもうどうでもいい」と思うようになるわ。小田急にとっては有難迷惑も同然。逸る気持ちを抑えて推敲に推敲を重ねてもっと短く纏めるか2回に分けて投稿するべき。
    小田急の公式HPを見れば分かる情報(記述)は必要無し。あと、「乗り物ニュース」を閲覧しているのはどうのようなタイプなのかをコメント欄で確認した上での推敲を終えてから記事を投稿して欲しい。

  5. いや、住むなら上野東京ラインの赤羽〜大宮間が一番良い気がする。
    下手な東京都心より大手町や新橋などに近いし、浦和駅に至っては夜遅くまでやっている図書館や映画館があるから、便利だと思うぞ。
    山手線は値段動向の前に西側の客層が嫌いだから、上野東京ラインのこの区間が大手町や新橋、品川駅勤務には適していると思う。池袋・新宿方面なら湘南新宿ラインを使えば良いだけだし。

    そもそも、小田急の自慢をやっても小田急側が困るだけだし、小田急のHPを見ればこの記事は見なくて済む。
    他の問題を取り上げて欲しい。

  6. MSEとの対比で定員が減る=豪華列車?と思ったが、MSEは10両で、イメージ図の新型は7両!?
    すなわち、1両当たりの定員はMSEとほとんど変わらない=グレードは今までと変わらない。
    ただ、1両分の定員増は今まで、20m級6両までが入線していた箱根湯本直通のロマンスカーの座席定員が増える=ドル箱の時間帯の『はこね』に投入すれば増収。
    おそらく、箱根湯本駅のホーム長は変えずにはみだし停車で対応するのではないかと想像します。
    となると、今後、連接車は製造しない可能性が高いかもしれませんね?(保守も特殊そうですし)

    • 箱根湯本駅はVSEやLSEが停車できているので 、 全長144m以上の「18m 8両」対応=「20m 7両なら4m以上の余裕」 、 で作ってありませんか?例えば、JR御殿場線の特急あしがら停車駅や小田急江ノ島線の本鵠沼駅、鵠沼海岸駅、片瀬江ノ島駅、などのように。