フレアってなに? 軍用機がばらまく光るアレ 誘導ミサイルとの壮絶な戦いの歴史とは

現代の航空戦ではもはや気休め?

 一方で各国の軍が装備する最新の地対空ミサイル・空対空ミサイルに対しては、フレアはあまり効果的ではなくなりつつあります。フレアは赤外線のほかに可視光や紫外線も発するため、1990年代頃からはミサイル側のシーカーにも紫外線検知機能が加えられ、紫外線放射する標的をフレアと見破り追尾しない「赤外線対抗対抗手段(IRCCM)」が盛り込まれたものが主流になっています。

 当然、妨害側のフレアも改良が加えられ紫外線を低減し、より本物の航空機に近い赤外線放射パターンを再現するなど、赤外線対抗対抗手段に対する対抗手段の向上をはかっています。しかし、現在主流となっている「赤外線画像認識」方式を採用したミサイルは、点光源と航空機を容易に見分けられるようになっており、フレアによる生存性の向上はほとんど気休めになってしまっているのが実情です。

 ミサイルの誘導を妨害する「赤外線対抗手段」と誘導の妨害を無効化する「赤外線対抗対抗手段」の戦いは現在のところ後者が優勢であり、一度発射されたミサイルを回避することは非常に困難になっています。そのため、十分な地対空ミサイルによる防空の傘を持つ勢力に対しては、低空を飛行するヘリコプターや対地攻撃機はほとんど活動できません。

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コメント

2件のコメント

  1. いくら危険性が低いとはいえ、市街地で気安く使う代物ではないのでは?

  2. そもそも市街地の上空でフレアぶちまける方が変な気がするが。なんか記事自体の趣旨が変なような気がする。ちなみにフレアーは艦艇にも使用されています。これも対艦艇ミサイル対策です。さすがに戦車ではほとんど意味がないため(戦車の場合は煙幕)、つかわれていませんが。ちなみに、事故や遭難時に使う発煙筒や道路工事などで使う発炎筒(無煙のもの。高速道路の車線規制で煙出したら事故続発)もフレアーといいます。