道路を傷める「過積載」、首都圏一斉取り締まりで一網打尽に(写真16枚)

首都圏の高速道路と一般道18か所で、過積載車両などの取り締まりが一斉に実施されました。道路の老朽化問題が叫ばれるなか、「重量違反」は、道路にとても大きな悪影響を与えています。

重量超過、道路へのダメージは「12乗」

首都高の料金所で行われた一斉取り締まり。「過積載」の取り締まりに重点が置かれた(1分30秒)

 2017年11月9日(木)、国土交通省の関係機関と首都高速道路、NEXCO東日本、NEXCO中日本や警察などが連携し、「首都圏大規模同時合同取締」を行いました。実施箇所は首都高湾岸線の大井本線料金所(東京都品川区)をはじめ、首都圏の高速道路と国道の計18か所です。

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首都高湾岸線の大井本線料金所などで行われた「首都圏大規模同時合同取締」(2017年11月9日、中島洋平撮影)。

 今回は国道を管理する国土交通省の関東地方整備局に加え、車両を管理する関東運輸局も参加。道路法、道路交通法、道路運送車両法の「道路3法」同時合同取り締まりとなりました。違反の抑止効果を向上させ、道路の長寿命化や交通安全につなげることを目的としています。

 なかでも重視されているのが、車両の幅、重量、高さなどの基準をオーバーした車両制限令違反です。とりわけ、過積載などの重量違反車両は、道路に大きなダメージを与えるとされています。

 車両重量が道路に与える影響度は、1t増えれば単に1t分増える、というわけではありません。車両制限令で定める上限の軸重(左右一対のタイヤにかかる重量)は10tですが、これが過積載により2t超過し12tとなった場合は、10t車およそ9台分の、10t超過し20tになった場合は、10t車およそ4000台分の疲労が道路に蓄積されるといいます。「軸重の約12乗に比例」するそうです。

「重いクルマは特に、道路橋において舗装の下に位置する『床版(しょうばん)』に大きなダメージを与えます。床版の破損により、その上の舗装面も崩れてくることがあります」(首都高速道路広報)

 このため、重量違反車両の通行に起因し、道路にぽっかり穴が空くこともあるのだそうです。

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コメント

9件のコメント

  1. しかし毎度やりやすい場所でしか取り締まらないな、夜中の料金所の自動計測もそうだけど全高オーバーのコンテナ車なんぞは他所の国の荷の係わりがあるとみるや野放し状態じゃないか?確かに過積載は問題だが、あのアスファルトの轍やひび割れようは過積載だけの問題か?素人ながらあれを見てると規定を満たした強度が元からあるのかとも思うし、または逆に過積載をしなければならないような運送の発注や建設事情などにもメスを入れるべきじゃないの?これじゃ臭い物にフタをしたツアーバス事故の二の舞じゃないのかね?

  2. 場当たりなアホみたいな取り締まりに人員使うなら都のゴミ車みたいに車に自重計を義務にして走れないようにすりゃーいいに、何処かで誰かか過積載をしなければならない輸送システム、受注、ある所は暗黙で見逃さなきゃこんなペースでマンションが建つわけないだろうに、違法なディーゼル燃料を取り締まるような大儀程度の仕事なら過積載をしなければならない事情くらあ辿ったらどうなんですかね?

  3. 公開写真には、ダンプカーが1台もいないのが不思議です。現役のトラックドライバーですが、道路公団も警察もダンプカーえの取り締まりは甘い気がします、一番過積載してるのはダンプカーですよ。

    • 仰る通り、ただ土砂ダンプの場合は積み荷の種類と容積で判断してしまうのと、最近では車体やエンジンを一回り小型にして自重を軽くして余分に積載量を取ると言った完全に強度を無視した車が陸運局認定で走ってるのでダンプは以外に鴨にはならんのですよ

  4. こんなふざけた制度は撤廃したほうがいい。
    過積載っていうけどこの捕まったバックホウを積んだトレーラーは車検証上の積載重量は範囲内になっているはず。
    たぶん特車が夜間だけになってるとか、下りるインターが違うとかそういう類で車検証の積載重量はOKでもこの道を通るのはだめですって話。
    じゃあ特車をとればいいけど、特車を申請しても許可が下りて書類が来るのは半年~1年後。
    ルートを通るコンテナトレーラーとかとは違って、重機は明日この場所に時間指定で持って来いで道なき現場に持っていく世界です。
    NEXCOの工事でも特車なしで行くしかないんだからどうしようもないですね。(申請しても許可の下りる1年後には工事終わってる)
    即日許可を下ろすならわかるけど。

  5. 何でも重いから過積載でアスファルトが傷むと言うならトレーラーの緩和措置なんて止めてしまえ!緩和のトレーラーこそ実測審査、書面においても牽引能力や限定された積み荷に対応した牽引台車が車検証に記載された逃れようの無い格式ある貨物車だろ!道路の傷み?そんなものは強度を満たさない材料にも原因があるんじゃないの?山陽新幹線のトンネルのコンクリート欠片脱落を思いだすわ!

  6. 普通に道路歩いていて通り過ぎると振動を体感できるような車は、道路の保全上単純に何らかのペナルティを課すべきだと思わないでもない。

  7. いい加減に登録時からハイブリッド車に重量税課税したらどうなんですかね、燃費関係無く重いハイブリット車が初回免税なんて矛盾してるだろうに、とてもミニバンとは呼びにくい肥大した箱形なんぞにルーフデッキ取り付けて定員満載したら下手したらこちらこそ軸重割れで走ってんじゃないですかね?ここ20年前後で自家用車もどれだけ重くなってることか?だからマンションの機械式P重量制限で入れんのが多々あるだろうに、そんな車もハイブリッドなら初回重量税免税、アホか?と思いますね、移動式クレーンだって基本は建設機器と言うだけで道路を走るのに見合った税金逃れてるじゃないですか、その反動をこんな取締りの面子で貨物車でガス抜きされたらたまったもんじゃないですよ

  8. 十数年前に排ガス規制で代替え強要して叶わぬところは存続車の総重量緩和して積載増やす構造変更させたのは運輸省から引き継いだ国土交通省じゃないの?トンネルのコンクリート片が落ちたりするのは何故?強度試験データの不正な申請が結えだろうに、いまだって首都高の有明の海底トンネルなんて小さな欠片がたまに落ちてくるわ