奇抜さで町おこし? 「ラッピング公用車」が増加中 「痛公用車」も
公用車にラッピングを施す自治体が増えています。町の名物をアピールするものから、自治体のキャラクターをデザインしたものまでさまざま。公然と「痛公用車」を称するものも存在します。
二兎を追う? 「ふっかちゃん」公用車で広告収入
埼玉県深谷市では、市のキャラクター「ふっかちゃん」をラッピングし「小ねぎジェット号」と名付けた公用車を2016年に導入。このクルマではさらに、車体の一部に広告スペースを設け、一般企業の広告を掲出しているといいます。深谷市に話を聞きました。
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――「ふっかちゃん」のラッピング公用車はどのような経緯で導入したのでしょうか?
深谷市のPRのためです。「ふっかちゃん」を有名にし、それを入口に深谷市を知っていただく目的があります。イベントなどで「ふっかちゃん」を乗せて移動するほか、職員の出張などで使っています。
――広告スペースを設けたのはなぜでしょうか?
広告収入により、自主財源を確保するためです。公用車に一般の広告を掲出するのはほかの自治体でも行われていますが、なかなかスポンサーが決まらないという悩みがあります。そこで、「ふっかちゃん」といっしょに広告を掲出できるようにしました。
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この「ふっかちゃん」公用車の広告スペースは車体側面と後面に6枠ありますが、スポンサーは入札によって決まるそうです。「多くの企業に応札いただきました」といい、増収に寄与しているようです。
痛車の覆面パトカーがあったら嫌。