首都高の「いたくま」はなぜ混むのか 板橋JCT~熊野町JCT間、「渋滞名所」まもなく返上?

4車線化で渋滞緩和なるか?

――渋滞緩和のためにどのような対策をしているのでしょうか?

 抜本的な対策として、板橋JCT~熊野町JCT間約520mを上下線とも3車線から4車線に拡幅する改良工事を実施中です。この区間は、上り線が上層、下り線が下層の高架2層構造となっていますが、両層とも道路の両側をそれぞれ約1.7m拡幅し、車線を1本ずつ増やします。これに際し、既存の上層を支える柱が支障となるため、ひとまわり大きな新たな橋脚で現在の橋脚を挟み、この柱を撤去する「サンドイッチ工法」を採用しています。

 このほかにも、たとえば板橋JCT付近からC2内回り江北JCT方向へと延びる渋滞を緩和するため、2016年2月から、板橋JCTのC2内回り合流部を1車線運用から2車線運用に変更するなど、部分的な改良も行ってきました。

――4車線化はいつごろ完成し、どのような変化が見込まれるのでしょうか?

 工事は、2017年7月に西側の拡幅が完了し、現在東側の拡幅を実施中で、2017年度内に4車線化が完了する予定です。板橋JCTや熊野町JCTを先頭とする渋滞が緩和し、C2の機能が向上します。

Large 171116 itakuma 03 Large 171116 itakuma 04 Large 171116 itakuma 05
4車線化による整備効果(画像:首都高速道路)。
4車線化事業における「サンドイッチ工法」の概要(画像:首都高速道路)。
板橋JCT~熊野町JCT間上り線(2017年3月、乗りものニュース編集部撮影)。

※ ※ ※

「いたくま」に接続するC2中央環状線は、2002(平成14)年10月にまず板橋JCT~江北JCT間が開通しました。首都高速道路によると、これにより「いたくま」の1日平均交通量は、約9万7000台(2002年10月の平日平均)から11万台(2003年10月)に増えています。そののちC2が延伸し、4号新宿線や3号渋谷線と接続するのにともない「いたくま」も交通量が増え、2015(平成15)年3月にC2が全通すると、その1日平均交通量は約15万7000台(同年10月)にまで増加しています。

 首都高速道路によると、「いたくま」が特に混雑する時間帯は、上りが朝から昼にかけて、下りは夕方だそうです。これら混雑時間帯を避けた利用を呼び掛けているといいます。

【了】

この記事の画像をもっと見る(6枚)

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. 期待しています。
    とはいえ、浜崎橋の羽田線とレインボーブリッジからの合流のところをイメージして工事していると思うけど、平面交差はなくならないし、交通量はあれだけ増えてしまったから、多少緩和される程度では?と思います。
    外環ができると変わってくるのかしら?

  2. 平面交差を解消しない限り渋滞はなくならない。
    5号池袋線・中央環状線をそれぞれ継続利用するのに車線変更をさせる構造にしたのか理解できない。