パンタを下げて走り出す 大容量バッテリー搭載の蓄電池電車、広がるか(写真18枚)

パンタグラフで架線から電気を受け、モーターを回し走る電車。しかし近年、架線がない区間でも走れる「蓄電池電車」が登場しています。いわば電気自動車のようなもので、メリットもあれば、課題も存在。今後、広がっていくのでしょうか。

架線からの電気がなくても走れる電車

 駅に到着した電車が、パンタグラフを下げて、そのまま発車することがあります。

 一般的な電車は、パンタグラフを使って線路上空の架線から電気を取り入れ、モーターを回して走ります。しかしJR九州のBEC819系電車は、パンタグラフを下げても走行可能です。

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JR九州のBEC819系電車「DENCHA」(2017年9月、恵 知仁撮影)。

 BEC819系電車(愛称「DENCHA(でんちゃ)」)は、床下にバッテリー(約380kWh)を搭載する蓄電池電車。架線がある「電化区間」では、パンタグラフを使って一般的な電車と同様に走行しますが、架線がない「非電化区間」ではパンタグラフを下げ、電化区間で充電したバッテリーの電気で走行するのです。ブレーキ時にモーターを発電機として使い、ブレーキ力を得つつ充電することもできます(回生ブレーキ)。

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BEC819系電車「DENCHA」の床下に搭載されているバッテリー(2017年9月、恵 知仁撮影)。

 車両価格は、同じく非電化区間を走れるディーゼルカーより高いですが、ほかに使っている一般的な電車と一体的に運用・整備することが可能(運用や設備を電車とディーゼルカーの両方に対応させる必要がない)。動力費やメンテナンス費が安いという特徴があります。排気ガスを出さず、環境に優しいのもポイントです。

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コメント

2件のコメント

  1. これって門司ー下関 間の交直流区間の対策になるって事でしょうか?

  2. 関門トンネル対策ですか。そういえばJR九州って交直流電車開発してない。

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