F-35以外の選択肢はあったのか? 空自の「次期主力機」に挙がった戦闘機とは(写真10枚)

空自の次期主力戦闘機として導入の進むF-35Aですが、その選定過程には、ほかにも候補機が挙がっていました。どんな戦闘機だったのでしょうか。

第4次F-X、機種が絞り込まれていった経緯とは

 世界最高の戦闘能力を持つといわれるF-22A「ラプター」は、アメリカ政府が同盟国への輸出を検討していましたが、ステルスを有した軍事機密の流出を懸念し、また日本国内でのライセンス生産にも難色を示したため、日本政府は2008年11月にリストから除外し、2010(平成22)年6月にはF/A-18E/F、F-35、「タイフーン」の3機種から選定することを決定。2011年9月には、各メーカーから防衛省への申し込みが終了します。

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世界最高の戦闘力を有するといわれるF-22「ラプター」(2017年、石津祐介撮影)。

 候補から外れた「ラファール」については提案そのものが行われていなかったと、ダッソーが候補に挙がったことを否定しています。ちなみに同機はフランス以外だと、インド、エジプト、カタールで採用されています。

 ボーイングのF-15FXはF-15の改良機F-15Eを航空自衛隊向けに改良すると提案した機体で、第3次F-Xで採用実績のあるF-15のインフラが活かせるという利点がありましたが、同社のF/A-18E/Fの方が採用される可能性が高いとして、ボーイングはF-15FXの提案を取り下げます。

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F-Xへの提案そのものが行われなかったという「ラファール」(2017年、石津祐介撮影)。

 日本政府はこれら候補機を性能、経費、国内企業参画、後方支援などの項目で採点し、2011年12月に安全保障会議と閣議で、F-35Aの採用を決定します。

 同機が採用された理由としては、ステルス性に優れ、自衛隊で運用するシステムとのデータリンクも可能で、米軍との共同作戦において有利であり、またマルチロール性にも優れている点が評価されたと言えます。

 また日本でのライセンス生産も認められ、三菱重工や三菱電気、IHIなど各社が参画することになり、2017年6月には国産第1号機「AX-5(製造番号)」がロールアウトしました。導入予定機数は42機とされています。

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コメント

2件のコメント

  1. F-15を選定する際、一応ミラージュF1やらサーブビゲンやらも候補に挙げたのだが、形だけ。

    それで今回はフランスが嫌気を刺した。

    個人的には、北海道だけサーブグリペンがいいな、と。

  2. (近年導入始動の)F35Aも、(近年実働中の)三菱F2A=F16SXも、単発だが、機体側エンジン室へ、有余を持たせてあり、之を活かした、大径有利なエンジンを提案ならば、安価を提案となり、(韓国-台湾等)近隣地域、(ウクライナ等)黒海諸国、東欧諸国などから、協力を得て、(日米協力等でも)優位を得て、(日米韓連携で)好循環も含め、どうであろうか?

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