「持ち込めません」飛行機の手荷物、数多く手放されたものとは? 意外なものが危険物に
空港の手荷物検査では、機内への持ち込みが制限されるものを、その場で放棄しなければ飛行機に乗れません。それらはどのようなものが多いのでしょうか。
おもちゃの手錠や手裏剣も持ち込みNG
飛行機に乗る際、空港のチェックインカウンターで預けなかった荷物は、機内へ持ち込む手荷物として保安検査場でチェックを受けることになります。このとき機内持ち込みが制限されるものを持っていた場合、その場で放棄しなければならないこともあります。
それらはどのようなものが多いのでしょうか。日本のある航空会社に聞きました。
――放棄される手荷物は、どのようなものが多いのでしょうか?
多いものは、はさみ、カッターなどの刃物や、ライター(1個までは持ち込み可)などでしょう。国際線だと、100ミリリットル以上の液体が放棄されるケースも多いです。また冬はキャンプ用のガスボンベ、夏は花火なども増えます。ご家族で楽しもうとしてつい持ち込まれるのでしょう。
珍しいものですと、ゴルフの練習用グリップ(パターのような練習器具)や、おもちゃの手錠、手裏剣などでしょうか。いずれも凶器にあたるため機内に持ち込めません。
――そもそも、それらはなぜ機内へ持ち込めないのでしょうか?
爆発の恐れがあるもの、燃えやすいもの、人に危害を与えたり、ほかのものを損傷したりする恐れがあるものは、航空法により航空機輸送がそもそも禁止されています。また刃物類など「凶器」として使用される恐れがあるものは、機内へのお持ち込みができません。たとえおもちゃといえども、お客様を不安にさせてしまう恐れがあるものは制限されます。
TDLの風船なんかも持ち込めませんね。その場合、飲み物のストローを使って「ガス抜き」して持ち込み、到着地の玩具店とかでヘリウムガス缶を購入して入れれば再生できます。結構ガス食うんですけどね。