いすゞ「ピアッツア」(初代) ジウジアーロ×いすゞの1台、かっこよさのワケ

大型車のイメージで見られて久しいいすゞですが、かつては実に欧州テイストあふれるコンパクトカーを世に送り出していました。そのうちの1台が「ピアッツア」です。どんなクルマだったのでしょうか。

乗ってよし、見てよしのクルマ

「ピアッツア」のボディサイドをスーッと前後に貫くラインは「ミニマムオープニング処理」と呼ばれ、エンジンフード、ハッチゲートの分割ラインと、ボディサイドのラインを一致させるなどして、分割ラインをできるだけ少なくすることで、空力性能の向上を狙ったものです。当時、「ピアッツァ」の周りには、「このラインの使い方が、ジウジアーロなんだよね」と、したり顔で語るクルマ好きがダース単位で集ったものです。風切音低減を狙い、ボディとガラスは面一構造になっていました。そのため、丸みがありながらシャープさを感じるモデルとなり、そこも「かっこよかった」です。

Large 20180310 01 Large 20180310 02
   
モデルは3ドアハッチバックク-ぺのみ。
初代「ピアッツア」のインテリア。

 世界初(当時)のマイクロコンピューター制御(I-TEC)エンジンを採用するなど、パフォーマンス面でも話題を集めました。何より印象的だったのが、未来っぽい運転席です。XEグレードに搭載されたデジタルメーターと、国内初(当時)となるサテライトスイッチ(ステアリング左右に各種スイッチを集中配置したもの)は、操作性、視認性が高く、見た目以上に機能性にも優れており、オーナーによると、「乗ってよし、見てよし」の楽しいクルマだったそうです。

 その後、ドイツのチューニングメーカー「イルムシャー」が外装を仕上げ、足回りを強化した「イルムシャー・グレード」を発売。さらに、1988(昭和63)年には、イギリスのグループ・ロータス・パブリック社によるサスペンション・チューニングを施した「ピアッツァXE・ハンドリングバイロータス」が登場します。これは、その前にリリースされた「ジェミニZZ・ハンドリングバイロータス」同様、いまでもクルマ好きの間で語り継がれる名車となっています。

この記事の画像をもっと見る(6枚)

【自動車】シルビア、プレリュード、セラ… 今も色褪せない旧車の魅力とは

最新記事

コメント

4件のコメント

  1. 懐かしい型式JR120、独立サスでもない何ら変化の無い駆動系のFR車、それでも車の価値を販売台数で評価してはならない事を教えてくれた車でした。

    いすゞの乗用車は先陣をきってディーゼルを搭載するなど発想は積極的でしたが時代の煽りには勝てませんでしたね

    一時期いすゞ車を生産する町の最寄り駅ではいすゞ車のタクシーが大半を占めて走る時代もありましたね

  2. 乗る機会はなかったけど117クーペ好きでした(特に最終年の角4灯)

  3. 自分もいつの日か、いすゞの旧車に乗りたいと夢見てます!

    ピアッツァ、ジェミニ、ベレG、117クーペの復刻版発売してくれませんかね!

    • メーカーが乗用車作る気が一切ないから無理

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス