日産「プリメーラ」(初代) 20年来のオーナーに聞く、その実際のところとは?

セダンのイメージを変えるスタイル

「快適性」の方も、広めの室内、大容量トランクなどで満足感を得られる1台でした。特に後部座席の広さは見た目以上で、大人がゆったり座れる空間がありました。「プリメーラ・パッケージ」というキャッチコピーが、設計力への自信を物語っています。

Large 180129 primera 02 Large 180129 primera 03 Large 180129 primera 04
「プリメーラ」スポーティモデルのハイエンドグレード「Te」。
「プリメーラ」のSR20DE型2.0L直4DOHCエンジン。

 何より良かったのがスタイリングです。ひと目で、「あ、なんか欧州車っぽい」というラインを有しており、それまで「大人仕様」だったセダンのイメージを一新した仕上がりになっていました。実車を見た時、失礼ながら、「セダンでもかっこいいクルマはあるんだ!」と、驚いたのを覚えています。まさに、「イメージが変わる瞬間」でした。当時、その魅力に虜になった若者は多数いますが、日本レース写真家協会にも所属するフリーランスフォトグラファーの田村 弥(わたる)さんも、そのひとりです。

 田村さんが現在も所有するのは、初代「プリメーラ」の最終型、1995(平成7)年式「Tm-Sセレクション」です。「もともとコンパクトセダンが好きでしたが、いわゆる『おっさんセダン』が多い中、やっとカッコイイのがでたなぁ! と思いました」と購入を決めたそう。田村さんにとって初めての所有車で、それ以来20年以上共に過ごす相棒です。

この記事の画像をもっと見る(8枚)

テーマ特集「【自動車】シルビア、プレリュード、セラ… 今も色褪せない旧車の魅力とは」へ

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

4件のコメント

  1. P10プリメーラ乗りの中堅自衛隊のお客さんが乗ってた。めちゃくちゃハンドリング、足回りが良くて、まだ空いていた常磐自動車道で、ベンツを追い掛け回し、抜き去ったって自慢してたな。

  2. SRエンジンは当時珍しいタイミングチェーンだったような?当時の床下エンジンのエスティマは整備性の観点からチェーンでしたが、アタシはこの型式前に当たる原形と言うか?トラッドサニーが好きでしたがね、このプリメーラも当時購入の候補でしたが小回り性能が実際に上級のローレルやセドグロより劣ることから諦めました。やはりFFにそこそこ大きなエンジンを積むと言う事は回転半径に影響する事は今の車でも変わらないようですね

  3. 901運動は何だったの?
    結局ブルーバードと共倒れしましたね!
    最後までユーザーを守らなかったのは無責任なことだな!
    これからは突飛したことをやらなければユーザーは戻らない。
    ユーザーはずっと前から期待しています。

    (*̑轟*̑) ニッサン

  4. 良い車なのは確かだけど…

    以下、あくまで個人の感想です。
    運転の荒いドライバーが多かった。
    バイクに乗っててあおられるのもしばしば。
    初代プリメーラ見たら逃げることにしてた。