東急田園都市線「地下区間」 運行トラブル防止へ、点検作業こう変わる!(写真16枚)

「みる」に加えて「さわる」でチェック

 まず公開されたのは、ホームの下を通っている高圧配電ケーブルの点検作業です。ケーブルはむき出しになって敷設されているわけではなく、線状に伸びるコンクリート製の箱(トラフ)に収められています。

 トラフは長さ1m弱ごとに区切られた「ふた」で覆われており、これを取り外すと数本束ねられたケーブルが姿を現しました。作業員はケーブルを目で確認しながら手で触り、傷がないかを確認します。

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高圧配電ケーブルはホームの床下を通っている。中腰の作業は重労働だ(2018年2月7日、恵 知仁撮影)。

 ふた1個の重さは20kgで、作業員はこれをひとつずつ取り外してケーブルの状態を確認しなければなりません。また、ホームの下という狭い空間のなか、中腰の姿勢で目視と触手による点検を行うことになります。なかなかの重労働です。

 それだけではありません。ケーブルには交流6600Vの電気が流れています。作業員は絶縁ゴム手袋を装着してケーブルを触りますが、一歩間違えると感電事故につながります。細心の注意が必要な作業です。

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高圧配電ケーブルは絶縁ゴム手袋を装着した手で触ってチェック。従来はトラフを開けることなく目視で点検するだけだった。
ホームの下を高圧配電ケーブルが通っている。
点検を行う作業員の目は真剣そのものだ。

 以前はトラフの外側を目で見て点検するだけでしたが、新しい点検方法では、こうした触手による点検が追加されました。関係者は「(触手点検は)レベルが全然違います。細かな部分まで確認することができます」と話します。ひと晩で点検できる距離は200m程度とのことです。

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