東急田園都市線「地下区間」 運行トラブル防止へ、点検作業こう変わる!(写真16枚)

東急電鉄が田園都市線の地下区間で相次いだ停電トラブルを受け、点検作業の見直しを行います。1日にわずか2時間程度しか行えないというその作業、具体的には、どのような検査体制に変わるのでしょうか。

田園都市線で相次いだトラブル、その原因

 田園都市線は、渋谷~中央林間間の31.5kmを結ぶ東急電鉄の鉄道路線です。このうち渋谷~二子玉川間の9.4kmは、1977(昭和52)年に開業。かつて「新玉川線」と呼ばれていた地下区間で、おもに首都高3号渋谷線と国道246号(玉川通り)の下を通っています。

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田園都市線を走る8500系電車(2009年10月、恵 知仁撮影)。

 開業から40年が過ぎた2017年の10月19日(木)、三軒茶屋駅で電力ケーブルのショートによる停電が発生。信号設備が使えない状態になり、117本の列車が運休しました。さらに約1か月後の11月15日(木)には、池尻大橋~駒沢大学間におけるき電ケーブルのショートで架線に電気を供給できなくなり、約4時間にわたって155本の列車が運休してしまいました。

 電気関係のトラブルが相次いだことを受け、東急電鉄は11月18日から12月13日まで、田園都市線の地下区間で「緊急安全総点検」を実施。のべ約2120人を動員し、電気関係の設備だけでなくトンネルなどの土木施設、線路、車両の点検も行いました。

 その結果、「緊急性の高い不具合箇所はないが、複数箇所の設備に表面的な傷等を確認」(東急電鉄)したとのこと。ケーブル類は281か所で「表面的な傷等」を確認し、漏水やホコリなどによる付着物も43か所で確認されたといいます。

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