冬タイヤ履き比べ スタッドレス、ウィンター、オールシーズン 実際どう違うのか

日本で「冬タイヤ」といえばスタッドレスが主流ですが、世界に目を向けるといくつか種類があり、そして地域性も見られます。それぞれどのような特徴があるのか、実際に比べてみました。

冬タイヤ、世界に目を向けてみると…?

 一方、北欧やロシア、アラスカのような極寒エリアには、スタッドタイヤ(スパイクタイヤ)が使われます。これはタイヤに金属の爪が埋め込まれたもの。冬を通じて、真っ白の雪と氷の路面であればスタッドタイヤが最強です。ただし、スタッドタイヤは舗装路面が露出すると、金属の爪が路面を削ってしまい、その粉塵が大問題に。日本でも昔は使われていましたが、あまりに粉塵がひどいということで基本的に使用禁止となっています。つまりスタッドタイヤは、よほどの極寒エリアではないと使えません。

Large 20180221 01
横浜ゴムの日本未発売ウインタータイヤ「ブルーアースウインターV905」を装着しての走行の様子。端から見る限りでは、ほかのタイヤとそう変わらない(画像:横浜ゴム)。

 次に日本と環境は似ているものの、路面が乾いているときは、ものすごくスピードを出すというのが欧州です。そこで使われるのがウインタータイヤです。アイスバーンの性能を少し諦めるかわりに、舗装路面での高速走行性能が高められています。また、雨で濡れた舗装路面でも、しっかりとブレーキが効くことも求められています。

 アメリカで人気のタイヤがオールシーズンタイヤです。これは夏の舗装路面から、濡れた路面、雪までに対応可能なもの。アメリカの場合、割合に除雪が早く行われますし、日本よりも一段と寒くて、気温が摂氏0度前後を行き来するようなエリアが少なかったりします。そのため、雪が溶けて凍るアイスバーンが日本よりも少ないのです。そうしたこともあり、スタッドレスを利用するエリアもありますが、アメリカ全体としてはオールシーズンタイヤを利用するユーザーが多くなっています。

この記事の画像をもっと見る(4枚)

【タイヤ特集】交換時期からメンテナンス方法までクルマのタイヤを徹底解説 購入・交換時に役立つタイヤチェーンやパンク対策情報も

最新記事

コメント

3件のコメント

  1. 三種の比較は何km/hからブレーキをかけて何mで停止したかというようなデータが必要だと思います

    • まったくそのとおりだと思います。一例でもいいから具体的な数値を挙げないと。写真はいろいろな位置に停止させた車という見方もできそうですね(笑)

  2. 書かれてないけど日本の冬タイヤに必要なのがウェット性能。新潟とか融雪の為の水が、雪で排水口の詰まった道路に深く溜まってる。

記事ランキング

  1. イラン海軍の潜水艦が「撃破される瞬間」捉えた映像が公開 3隻の無人ボートが基地を急襲 “米軍史上初”の攻撃
  2. ロシア軍の攻撃ヘリが「飛行中に急襲される瞬間」捉えた映像が公開 背後から「刺客」が忍び寄る
  3. フェリーが「浮上した海自の潜水艦」を発見!日本一深い湾の「レアな光景」捉えたショットが公開
  4. 「最新鋭旅客機」が駐機中に突如“崩れ落ちる”! 前脚が折れ機首が激突…「衝撃の瞬間」なぜ発生? 背景が明らかに
  5. 惨劇なぜ? 旅客機の客室窓が“上空で木っ端みじん” 「乗客の体が吸い出された」戦慄の様子が公開される
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号