貨物列車のコンテナ10cm高く 線路の「空間」そのままでどう解決?

「低く」して「高く」した新型

 こうした課題を解決するために開発されたのが、JR貨物の発足後にデビューしたコキ100系です。1987(昭和62)年に試作車が製造されました。

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19D形を載せたコキ50000形(上)と、20D形を載せたコキ100系のイメージ(画像:JR貨物)。

 コキ100系は台車の寸法を見直して荷台の高さを1000mmとし、コキ50000形より100mm低くしました。これにより、積載できるコンテナの高さは3600-1000=2600mmに拡大。高さが2591mmの海上コンテナも積載できるようになりました。

 JR貨物は1988(昭和63)年からコキ100系の量産を開始。高さが2500mmを超えるコンテナの導入も始まりました。ただ、大量にあるコキ50000形をコキ100系へ一気に置き換えるのは資金的な面などから困難だったため、しばらくはコキ50000形とコキ100系の両方を使い続けるしかありませんでした。

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コメント

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3件のコメント

  1. トラックの低床4軸車の理屈かな?全高3,8mと言う規制を床を低くする事で荷室の高さを稼ぐ、頭いいね

    • 乗用車ではホンダのフィットやヴェゼルなどは、リヤシート畳んだ時の荷室の床がとても低い。屋根が高くなくても、背の高い荷物が載せられる。
      他社のはみんな床が高くて荷室高さがとれない。

  2. おもろくて為に成りました。勉強に成りました。
    コキ100系って言うと、台車の高速化対応丈の物かと思ってましたが、低床化もされてたんですね。