道路だけの町「桑原町」のナゾ 京都のど真ん中 いったい何があった?
「桑原町」はずっと昔からその場所にあった?
――「桑原町」は昔から存在していたということでしょうか?
京都の「町」の名前と位置は近代以前からほぼ変わりません。「桑原町」の場合も、かつてそういう名前の町がそこにあったが、同じような歴史的経緯をたどった末に全域が道路になり、町の名前だけがその場所に残った可能性が考えられます。
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ちなみに、災いを避けるまじない「くわばらくわばら」の語源が、この「桑原町」ではないかという説があります。それによるとその昔、菅原道真の怨霊が雷を落として京都を脅かした際、かつて道真の領地だった桑原の地には雷が落ちなかったことに始まるとか。
このことについても京都市歴史資料館に聞きましたが、「地名辞典で確認したところ、桑原というのは『館の名前である』と記載されています。おそらく住んでいた人の苗字ではないかと推察できます」とのことでした。
【了】
面白い。住民登録は無理かもしれないが本籍地にはここを登録している人も居るんだろうか。
住居表示が実施されていない京都ならではだなあ
市内には「河川敷だけの町」「山だけの町」など、人家がない町がたくさんある。
河川敷はともかく山は住もうと思えば住めるんだから比較としておかしいような