「中央林間東急スクエア」オープン 東急と大和市がタッグ、図書館や子育て施設併設で(写真57枚)

1階「東急ストア」は夜21時まで惣菜を製造

 子育て支援施設のなかには、市内初の取り組みで幼稚園児などが対象の送迎ステーション、満1歳から未就学児が対象の託児室、子育て相談室があるため、施設近隣の保護者にとって、便利な環境に。送迎ステーションは、保護者の出勤時刻に合わせて通園バス到着前から幼稚園終了時後の19時まで子どもを預けられるほか、「中央林間東急スクエア」を訪れた保護者がくつろげるように、託児室は最高4時間まで対応しています(1時間あたり利用料500円)。

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3階につくられた大和市の図書館(2018年3月26日、乗りものニュース編集部撮影)。

 行政窓口では、住民票の写しや印鑑登録証明書などの諸証明の交付以外に、住民異動届や戸籍届の受付にも対応。時間のかかる手続きの場合は、利用者が待ち時間に店内を楽しめるよう、携帯型の呼び出しチャイムが配布されます。

 3階はこれらの公共施設のほか、13店舗が入っており、「星乃珈琲店」のほか、東急初出店として、福井県鯖江市の国産眼鏡メーカー「ふくいめがねSPOT」や携帯電話修理「Ifc」が、「東急ストア 中央林間店」時代からの既存店舗「コイデカメラ」の新業態である「PHOTOLAB コイデカメラ」などが入っています。東急電鉄によると3階の全体イメージは「公共施設とリンクする造りにした」とのことです。

 2階は全10店舗が新規出店。町田発祥で、観葉植物を販売する「VERY VERY」は東急初出店かつ神奈川初出店です。女性に人気のアパレルブランド「Green Parks topic」「tip top + pocket」「プレイヤーズ自由が丘」のほか、男性向けの「SUIT SELECT」「SHIRTS PLAZA」などがあり、「無印良品」は370坪の広さを誇ります。2階は「家族で買い物を楽しむ」コンセプトを掲げているため、各店舗には子ども用商品も充実しています。また、店外スペースに椅子やテーブルを配置し、風を感じられる作りに。「エトモ中央林間」につながる連絡通路もこの階にあります。

 1階は、スーパーマーケットの東急ストアを含めた12店舗が入っており、新店は「トモズ」「青山フラワーマーケット」「横浜昇龍園」「リペア&マイキー」の4店。「横浜昇龍園」は中華総菜を取り扱っています。

 今回のリニューアルにともない、東急ストアは30代から40代のファミリー層を狙って、煮魚や焼き魚、唐揚げやとんかつなどの惣菜コーナーを強化。近隣店舗との差別化のため、惣菜は21時まで製造し、夜でもできたての商品を食べられるといいます。「小田原漁港直送のアジなど、新鮮な水産ネタにもこだわりました。群馬県を中心とした新鮮野菜や、県内のお酒やお菓子などを取り扱っています」(東急ストア担当者)。

 営業時間は、店舗と図書館が午前10時から21時まで(一部を除く)。子育て支援施設が午前7時から19時まで、行政窓口が午前10時から18時30分まで、東急ストアが午前10時から23時までです。なお、図書館と子育て支援施設は4月1日(日)、行政窓口は2日(月)からのオープンとなります。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. 大和市は横浜市より図書館整備を意識しているね。
    横浜市の図書館は酷すぎるな。
    東急田園都市線も海老名延伸が必要に思える。