JR常磐線の新駅「Jヴィレッジ駅」、東北運輸局が設置認可
JR常磐線の広野~木戸間で計画されている新駅「Jヴィレッジ駅」(仮称)について、国土交通省東北運輸局が設置を認可しました。
「Jヴィレッジ」再開に合わせて開業へ
国土交通省東北運輸局は2018年3月28日(水)、JR常磐線の新駅「Jヴィレッジ駅」(仮称)の設置について、同日付で認可したと発表しました。
JR東日本が東北運輸局に申請していたこの新駅は、広野~木戸間の福島県楢葉町大字山田岡字下岩沢に設置される予定です。
「Jヴィレッジ」は1997(平成9)年に開設されたスポーツ施設。東京電力が整備し、福島県に寄贈しました。2011(平成23)年の東日本大震災に伴う東京電力福島第1原子力発電所の事故以降は、廃炉作業などの対応拠点に。現在は2018年夏の一部再開、2019年春の全面再開に向けて、芝の張り替えなど復旧作業が進められています。
新駅は、2019年春の「Jヴィレッジ」の全面再開に合わせて開設。福島県浜通り地域の復興や地元のにぎわい創出などに関する貢献、利用者の利便性の向上、交通渋滞の緩和、交流人口の増加などを目指す計画です。
なお、常磐線は新駅設置場所から北に進んだ富岡~浪江間が現在も不通です。JR東日本はこの区間について、2019年度末までの運転再開を目指して復旧と整備を進めています。
【了】
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