ホンダ「インテグラ」(2代目) 陛下もご愛用、「カッコインテグラ」のその中身は?

天皇陛下のご愛用車として知られるホンダの2代目「インテグラ」、発売当時を知る人は「カッコインテグラ」のフレーズでも覚えていることでしょう。格好だけではなく、実はその中身が相当に画期的なクルマでした。

画期的すぎる「VTEC」をごく簡単にいうと…?

 1989(平成元)年に発売された2代目「インテグラ」は、それまでの「クイント・インテグラ」から車名が「インテグラ」に変わり、よりスポーティでスタイリッシュなデザインになりました。そして何より話題になったのは、当時新開発だったDOHC「VTEC」エンジン搭載第1号になったことです。

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1989年4月19日発売、ホンダ「インテグラ 3ドア・クーペ XSi」(画像:ホンダ)。

「VTEC(Variable Valve Timing & Lift Electronic Control System)」とは、可変バルブタイミング・リフト機構のこと。運転条件によって、エンジンのバルブタイミング(開閉時期)とバルブリフト量(開く高さ)を自動的に切り替えるというものです。

 これにより、低・中速性能のトルク性能を犠牲にしないまま、高回転、高出力が引き出せるように。どっちにも強い、画期的なエンジンの誕生となったのです。NA(自然吸気)エンジンでリッター(排気量)あたり100馬力を初めて実現し、気持ちいい走りでユーザーを魅了しました。

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1件のコメント

  1. 本当はもっと凄い物作り日本