昭和時代の旧塗装復刻 1000系「メモリアルトレイン」2編成で再現 神戸電鉄

神戸電鉄が、開業90周年記念事業の一環として、旧塗装を復刻した「メモリアルトレイン」を運行。1950~1960年代と、1960~1980年代の塗装を再現した2編成が登場します。

「戦後復興後」「高度経済成長期」の旧塗装復刻

 神戸電鉄(神戸市兵庫区)は2018年4月17日(火)、開業90周年記念事業の一環として、旧塗装を復刻させた「メモリアルトレイン」2編成を運行すると発表しました。

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スプリンググリーンとシルバーグレーの2色をまとったクハ131形電車(画像:松井正史氏、神戸電鉄)。

 同社は1928(昭和3)年11月28日、神戸有馬電気鉄道(当時)が湊川~有馬温泉間で営業運転を開始して今年で90周年を迎えることから、記念入場券の発売や記念ヘッドマークの掲出などを企画しています。

「メモリアルトレイン」は1000系電車2編成で実施。1編成目は1151編成(3両)を使い、戦後復興後(1950~1960年代)に見られた「スプリンググリーン+シルバーグレー」のツートン塗装を再現します。運行開始は5月20日(日)。前日の19日(土)にはデビューイベントも予定しています。

 2編成目は1357編成(4両編成)で、高度経済成長期(1960~1980年代)の「オレンジ+シルバーグレー」ツートン塗装を復刻。7月下旬から運行を開始します。

「メモリアルトレイン」両編成の車内では、中づりやドア横ポスターを用いて、神戸電鉄の旧駅舎や旧車両などを写真で紹介する「90年の歴史展」も行われる予定です。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. ラッピングならコストやメンテナンスの負担が塗装よりは軽そうなので各社さんで復刻実践して欲しい。
    できれば車内にデジタルサイネージがあれば外装にあわせた時代のものが表示されるとなお愉しい。