カーシェアは都会だけのもの? 地方ならではの活用法、観光資源の発掘も

日本で普及が進むカーシェアリングは、設置台数では地方より大都市のほうが多い傾向ですが、地方でもさまざまな社会実験を通じ、新たな移動手段としての普及が進められています。

地方でのカーシェアリング、将来への可能性は

 一方、各地の自治体や企業なども地域におけるカーシェアリングの可能性を検証するため、さまざまな社会実験を行っています。

 たとえば、静岡銀行は伊豆半島の主要観光地にある4つの銀行で「オリックスカーシェア」の拠点を設置し、観光客と地元住民に移動手段を提供する実験を2017年9月から実施。福島県いわき市小川町では、自動車関連など6社からなる「東北ギルドコンソーシアム」が提供する電気自動車を使ったカーシェアリング実験を2017年7月から開始しています。同町は列車やバスなどの交通手段が少なく、地元住民の通院や買い物などの利用を想定しているといいます。

 

 地方でのカーシェアリングには今後、どのような発展の可能性があるのでしょうか。パーク24の担当者は次のように話します。

「地方では、人口減少や高齢化を背景に路線バスが廃止されるなどし、交通の利便性が低下するという課題を抱えています。カーシェアリングが全ての問題を解決できるとは考えておりませんが、これが新たな移動手段として利用されるようになれば、公共交通としての役割を担うことができると考えております」(パーク24 担当者)。

 もちろん、旅行や出張などで地方を訪れる人の移動手段としての需要も見込んでおり、同社は全国の駅や空港などへのカーシェアリング車両を積極的に配備していく考えです。

 カーシェアリング「カレコ」を提供する三井不動産リアルティが2016年に実施した調査では、全国でカーシェアリングを利用しているユーザーのおもな用途は、「郊外、あるいは近隣での買い物」と「日帰りレジャー」が上位を占めています。地方ではそのような日常での利用に加え、観光資源へのアクセス向上や地域活性化などさまざまな活用法が試みられています。今後も地方からカーシェアリングの新たな活用法が生まれてくるかも知れません。

【了】

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コメント

3件のコメント

  1. 漸くカーシェアリングが観光資源に及ぼす影響が注目され出したか

  2. 確かに駅や高速バス停から路線バスなどの二次交通がなく、高額なタクシーしかないケースが多い。

    カーシェアがあればそこから目的地に行くこともできるしあると便利だと思う。時間の制約もないし人手不足といった心配もない。もっともっと普及していただきたい。

  3. 例えば外房線の御宿駅にあれば、都内から列車、駅前からカーシェアで数時間だけ観光を周り(安価!)、駅で返してホテルまで(近い!)歩き、翌日も数時間だけ借りて、帰りは列車内でアルコールを入れながら寛いで帰る。

    京葉道路の渋滞を避けてゆっくりした二日間。

    こんな使い方が実現すれば最高ですが・・・・

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