首都高の混雑ポイント「板熊」、4車線化で渋滞損失時間「4割減」

首都高C2中央環状線・板橋JCT~熊野町JCT間の4車線化から1か月が経過。拡幅前後の交通量と渋滞損失時間の結果が明らかになりました。

最大通過台数は約1割増

 首都高速は2018年4月25日(水)、C2中央環状線の板橋JCT~熊野町JCT間内回り・外回りをそれぞれ4車線に拡幅した結果、渋滞損失時間が約4割減少したと発表しました。

Large 180502 syutokoitakuma 01
4車線化後のC2中央環状線・板橋JCT~熊野町JCT間(画像:首都高速)。

 板橋JCT~熊野町JCT間は、中央環状線と5号池袋線が内回り(上り)・外回り(下り)両方向とも、短い区間で2車線と2車線が合流し、3車線に絞られたあと、2車線ずつに分岐する構造になっており、車線減少と交通の交錯で渋滞が多発していました。対策として、高架の橋脚を大規模に改良するなどして3車線から4車線に増やす工事を実施。2018年3月18日(日)に使用が開始されていました。

 首都高速によると拡幅の結果、1時間あたりの最大通過台数は4車線化前(2017年4月3日~16日)の1万500台から、4車線化後(2018年4月2日~15日)は約1割増の1万1100台に。1日あたりの渋滞損失時間は、4車線化前の6600台・時から、4車線化後は約4割減の4100台・時にそれぞれ変化したとしています。

 同社は「4車線化に伴い、合流・分流がスムーズになり渋滞が緩和されましたが、速度も上昇しておりますので、事故の発生を防ぐため、前方や側方に注意しながら走行していただくようお願いします」としています。

【了】

この記事の画像をもっと見る(3枚)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

2件のコメント

  1. 4車線化する前に欠陥構造を直せよ!
    例えば板橋〜熊野町JCT間は
    5号池袋線⇆5号池袋線・中央環状線⇆中央環状線それぞれを継続利用するのに、なぜ車線変更を強いる欠陥構造にしたかのか?
    その上で
    一体車線変更を強いる事は誰にとって得なのか?
    なぜ設計段階で欠陥だと気づかなかったのか?
    国などは道路を造る事が優先で後先考えないから欠陥構造になるんだ。
    まぁ馬鹿の集まりって事だな。

  2. 1げと。
    素晴らしい整備効果ですね。
    みんなあれだけ渋滞に文句いってたのに、拡幅後の効果はあまり興味がないみたいですね・・