陸自LM-1はどこへ消えたのか 自衛隊最大のミステリー、「自衛隊機乗り逃げ事件」

自衛隊最大のミステリーと語り継がれる「自衛隊機乗り逃げ事件」、45年経過した2018年現在も、その真相は闇のままです。その日、はたしてなにが起きていたのでしょうか。

なぜ追尾できなかったのか

 機体は南に向けて離陸したのが目撃されていましたが、そもそもK三曹が乗り込んだかは不明で、状況証拠でそう理由付けられただけでした。しかもその後の足取りは誰にもわからず、レーダーにも捉えられることなく忽然と姿を消してしまったのです。なお離陸後、飛行場は航空無線で何度か連絡を試みましたが、無線の使い方を知らないからか、それとも意図的になのか、LM-1から返信されることは最後までありませんでした。

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陸上自衛隊 北宇都宮駐屯地。飛行場のため1700mの滑走路を備える(柘植優介撮影)。

 ちなみに航空自衛隊は国籍不明機の領空侵犯に対処するため、全国各地にレーダーサイトを設置しており、事件当時より現在まで宇都宮近傍に限っても、福島県の大滝根山と千葉県の峯岡山、新潟県の佐渡ヶ島の3ヶ所に存在します。しかし機体は低空飛行を続けたのか、これらのレーダーで機影は捉えられていませんでした。

 捜索は自衛隊だけでなく、警察や海上保安庁も総力を挙げて1か月に渡って行われましたが、残骸ひとつ見つかることはなく、結局K三曹は同年8月1日付けで行方不明(生死不明)のまま懲戒免職となりました。また関係者7人も航空機の管理責任を問われる形で処分されています。

 そもそも、なぜこんなに簡単に飛行機を外に出すことができたのでしょうか。実は、陸上自衛隊では過去に格納庫の火事が起きた際、扉を施錠していたために収納されていた航空機を外に出すことができずに亡失したことがあり、その教訓からいざという時に航空機を動かせるように、格納庫には外からかんぬきをかけるのみで、錠前はかけないようになっていました。そのため状況を知っていればひとりでも扉を開けることは可能で、それが完全に裏目に出てしまったと言えるでしょう。

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コメント

6件のコメント

  1. 日本海を航行中のソヴィエトの空母に着艦したんだよ。

    …気分はもう戦争の元ネタの一つらしいが。

    しかし、結びの一文がなんだか怖いぞ。

  2. K三曹が行方不明になっていることから彼が関係しているのは間違いなさそうだが、彼の操縦能力を云々する以前に、彼が操縦したとは限らない。

    他者が操縦し、K三曹は同乗した可能性の方が高いのでは?

  3. 隣国のどれかに帰ったんでしょ?

  4. アメリカの中古機売買のサイトでLM-1が売りに出てますが、まさかこの機体ではないですよね?

  5. 「時空の歪みに落ちた」だの「異星人にさらわれてしまった」だのしょーもない妄想を記事に書くのはいかがなことかと。

  6. 普通に考えれば低空飛行のまま東の太平洋上に墜落したんだろね。

    泥酔してたんだとすると1300㎞も飛べたか分からんけど、太平洋の海の底でしょう。

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