将来は「大化け」? 京阪中之島線、延伸でどう変わる(写真12枚)
九条へ、西九条へ…ルートどうなる
さて、実際に中之島線が延伸されるとなった場合、いったいどのルートを通るのかを“妄想”してみましょう。
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中之島駅を出た列車は中之島の西端へ進み、千日前線と地下で交差して北区から西区へ。大阪メトロ中央線や阪神高速道路が通る、中央大通の北側に沿って九条駅へ向かいます。ここで北西に針路を変え、今度は阪神なんば線と並走する形で西九条駅へ至ると思われます。阪神なんば線と違って中之島線は地上に出る必要が特にないため、安治川は川底をトンネルでくぐることになるでしょう。ここは戦前に造られ、いまも利用されている歩行者専用の「安治川トンネル」もある、なかなかのディープスポット。その隣を京阪電車が通るかも……と思うと、少しワクワクしてきます。
なお、現段階では中之島~九条~西九条というルートが報道で取り上げられていますが、これは夢洲までの延伸計画が先に具体化した、大阪メトロ中央線との接続ありきの構想だからだと考えられます。もしJR桜島線も夢洲まで延伸するのであれば、大回りをして九条を経由し、中央線に接続するメリットは薄い(中央線自体も、コスモスクエア経由で夢洲へ向かうため大回りとなる)ので、中之島から直接西九条へ向かうルートが選択される可能性も十分考えられます。そのあたりは、各社がお互いの様子をうかがいつつ……ということになるかもしれません。
今年で開業から10周年を迎える京阪中之島線。2018年5月9日に発表された「京阪グループ 長期戦略構想」では、主軸戦略のひとつとして「大阪東西軸復権」を掲げ、京橋~淀屋橋~中之島の拠点開発とともに、中之島線延伸の実現をめざすことが盛り込まれました。
現在はそのポテンシャルをいかしきれていない同線ですが、5年後・10年後にどう“大化け”しているか、いまから楽しみです(上記延伸ルートについては、各種報道を基に筆者が予想したものです)。
【了】
Writer: 伊原 薫(鉄道ライター)
鉄道ライター。乗り鉄・撮り鉄のほか、鉄道旅で酒を楽しむ「飲み鉄」や列車を貸し切って遊ぶ「借り鉄」の普及に勤しむ。最近は、鉄道と地域の活性化アドバイザーとしても活動中。好きな発車メロディはJR北千住駅。
青写真通りに行くとよいけどね。
万博やカジノよりも、南海から如何に客を貰うかに気を傾けた方が無難ではないか。
絶対ないわ
全部青写真通りにいっても万博の期間を除いては数万単位の客が乗るわけではない
御堂筋線と繋がっていない以上、特急の始発を変更するほどでもない
特急が走らなければ魅力は8割減
全席指定の特急走らせるなら収益もあげやすいが、南海~なにわ筋線~京都の特急が走ったらそれに勝てない
そんなもの作るなら、渡辺橋から梅田に伸ばして環状線から客を奪うとか、七条から京都駅に伸ばしてバスから客を奪うとかの方がよっぽど需要がある
「大化け」と言いますが仮に成功した所で開業当初の水準に達する事すらもう無いのでは…?
特急西九条行きか
西九条行きどころか神戸三宮行き(阪神へ乗入れ)狙ってたりして。九条経由もその為(方角揃え)だったり。
IRと万博なんて確証のない不安定要素に頼っても仕方ない。
まずは無事になにわ筋線の整備が進んで、中之島駅が接続駅としてきちんと機能するかどうか。
ついでに、九条へ行ってから西九条に向かうより、先に西九条まで結んでから弁天町なり朝潮橋に向かうほうが合理的な気がするけどな。
延伸先が埋め立て地(カジノ)では将来性は見込めないでしょう。万博のときにはにぎわうとおもいます。
この線は地下鉄との連絡もわるいし、微妙です。阪神とつなげれば、大きな収益が見込まれるでしょう。その場合、近鉄との調整などが必要になってきますが、カジノ行の路線と神戸行きの路線(京都ー神戸)では、まるっきり変ってくるとおもいます。
かつての京阪か阪急が名古屋急行電鉄構想を復活するべきかと思います。名古屋と大津・京都を直線の私鉄で結んで欲しいですね。金山なら名城線右回りと乗り入れできれば名港線と名城線左回りと名鉄瀬戸線の乗り入れ構想もね。