NEXCO西の子会社、米でなにしてる? 社長に聞く、技術1本でのし上がったお話

NEXCO西日本は、アメリカに子会社を持っています。国内にしかない高速道路の管理運営会社が、海外子会社を作ってなにをしているのか、実は日本国内でしていることと大差ないのですが、現地では画期的すぎるものでした。

独自の点検技術の、具体的なところは?

 では具体的に、NEXCO西日本が開発したコンクリート構造物の点検とは、どのような方法で行われるのでしょうか。

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走行しながらの点検も可能。赤外線カメラでとらえた温度差で損傷部を見つけ出す(画像:NEXCO-West USA)。

「赤外線カメラで撮影しながらコンクリート構造物の表面温度を測定して行う方法なのですが、コンクリートに損傷がある場所と健全な場所とでは、外部から熱エネルギーを受けた際コンクリート表面に温度差が生じます。この表面の温度差を赤外線カメラで撮影することにより内部の損傷部(構造物の浮きや剥離、ひび割れなど)を見つけることができます。それまでアメリカで一般的に行われてきたのは、コンクリート床版の上へ鎖を引いて音の異常をチェックする「チェーン・ドラッグ法」でした。これは検査担当者の経験や能力によって異常発見の精度が大きく異なってきます。ですが、当社の点検システムでは目視では絶対に発見することができないコンクリート内部の浮きや空洞も高度な解析技術によって、見落とすことなく検出が可能となっています」(松本社長)

 また、この点検システムは、極小の損傷を確実に発見できるだけではなく、多くのメリットをもたらします。道路を通行止めにすることなく、点検のための機械を車に搭載し時速80kmで走行しながら点検できるので渋滞の発生がありません。点検時間も短く、コストも大幅に安くなります。車線規制下で行う従来の方法では、わき見運転の一般車両が誤進入して点検員が事故に遭うこともあったそうですが、その心配もありません。

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コメント

2件のコメント

  1. 写真と写真の説明がずれています

    • ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

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