地雷が邪魔なら爆破しよう ギミック効いた92式地雷原処理車の処理システムとは

元「MCV」、なぜ名前が変わった?

 92式地雷原処理車は、陸上自衛隊に導入された1992(平成4)年当時から「マインフィールド・クリアランス・ビークル」を略して「MCV」と呼ばれてきました。以来長年「MCV」と呼ばれてきたのですが、16式機動戦闘車の登場により、その名を譲ることになります。

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観閲行進する92式地雷原処理車(矢作真弓撮影)。
16式機動戦闘車(矢作真弓撮影)。

 16式機動戦闘車は通称「MCV(マニューバ・コンバット・ビークル)」と呼ばれています。16式機動戦闘車が登場したばかりのころは、両者をわけるために「92MCV」や「16MCV」と呼ばれていましたが、現在では92式地雷原処理車を「MBRS(マインフィールド・ブリーチング・ロケット・システム)」と呼ぶようになりました。先輩である92MCVが後輩の16MCVにその名前を譲り渡すことで、MCV名称争奪バトルに決着がついたそうです。

 自衛隊ではこの92式地雷原処理車のほかにも、人力で運搬設置することができる70式地雷原爆破装置や、戦車の先端に取り付ける92式地雷原処理ローラなどを装備しています。

 92式地雷原処理車の模擬弾の発射は、富士総合火力演習や東千歳駐屯地創立記念行事などで見ることができます。搭載するロケットが大きな音をたてて飛び立つ姿は迫力満点です。障害処理後に突撃する戦車部隊にも注目ですが、その突撃を支援する陰の立役者にも注目してみてください。

【了】

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コメント

4件のコメント

  1. 記事中に「bleaching (漂白)」とありますが、正しくは「breaching (破壊)」かと。

    • ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

  2. このロケットは初速が遅いため、シャッターのチャンスを合わせやすく、比較的ですが飛んでゆくロケット、分離する爆薬が撮りやすいです。
    あくまで比較の問題ですが、戦車の発砲と翔んでゆく砲弾よりは、ですけれど…

  3. 差し詰め地底の破壊神vs地上の破壊神といった構図