京急がテロ対策訓練を実施! 車内の「不審な液体」、特殊な防護服で撤去(写真40枚)

京急電鉄が、鉄道テロ対策訓練を行いました。今回の訓練想定は、列車内に不審なビニール袋が置かれているというもの。訓練に参加した消防や警察は、特殊な防護服を装着し、乗客の避難や不審物の撤去を行いました。

テロに備えた専門部隊が「不審物」を撤去

 京急グループ社員が扮した乗客のなかには、スーツケースを抱えた訪日外国人旅行客、ベビーカーで赤ちゃんを連れた人、車いすの人などの設定を持つ人もいました。様々な状況の乗客に対して適切な対応をしていくのも訓練の一環といいます。

Large 20180606 01 Large 20180606 02 Large 20180606 03
     
車端部に設置された非常通報装置。
負傷した設定の人には、どこを負傷したかが書かれている。
警察のNBCテロ対応専門部隊が不審物を撤去。

 また、「不審物のにおいで体調不良を起こした」「車内で転倒し、負傷をした」という設定を持つ人も。そのような、自力で動くのが難しい状況の傷病者に対しては、一般の乗客が避難したあとに、消防の特別救助隊による救助活動が行われました。

 この部隊が着用していたのは化学防護服です。防護服の内側から圧をかけることで外部の空気が入ってこない作りになっています。テロなどの特殊な事案に対応できるよう備えられているといいます。

 全員が避難したあとには、不審物の撤去を実施。撤去を担当したのは、警察のNBCテロ対応専門部隊です。同隊は、神奈川県警の第一機動隊に所属しており、テロなどの予期せぬ事態に備えて訓練を積んでいるといいます。

 不審物の撤去には、ふたつの機械を使用。まず、ひとつ目の機械で毒性の有無を分析し、ふたつ目の機械で中身を詳細に調査します。不審物に直接触れることなく、成分を判定できるといいます。ちなみに訓練の不審物は「トルエン」だったことが判明。このトルエンは塗料などに使われている化学物質で、常温で揮発性のある可燃性の液体です。

 訓練終了後、京急電鉄常務取締役・鉄道本部長の道平さん、神奈川県警川崎警察署署長の増田さん、川崎市消防局川崎消防署署長の石井さんは、ともに1995(平成7)年に起きた地下鉄サリン事件に触れ、いつどこで何が発生してもおかしくない旨を示唆。観光を楽しむ訪日外国人旅行客も増加しており、さらに今後、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが予定されていることを踏まえ、万が一のことに備えていきたいと話しました。

【了】

この記事の画像をもっと見る(40枚)

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. 実際に起こったとき、乗客がホームなどに蹴り出すor窓から放り捨てるなどもあるだろうな。

  2. 防護服を吹っ飛ばす程の爆発物じゃなくて良かったな

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス