陸自の華、空挺降下支えるC-130はどんな飛行機? 半世紀超え活躍するベストセラー機

新幹線に乗った状態で東京タワーの上からGO!

 YS-11が飛行限界に達してしまった場合、海上自衛隊は自前の輸送機を持っていない期間が生じてしまいます。こうした動きのなかで、海上自衛隊はC-130Rの導入を決めたのです。最終的には6機が運用されて、海上自衛隊の輸送体制を確立させるといいます。

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C-130は米ロッキード(現ロッキード・マーチン)が開発した輸送機。初飛行から半世紀以上経過した2018年現在も、世界各国で広く使用されている(矢作真弓撮影)。

 航空自衛隊では完成品の新品を輸入していましたが、海上自衛隊では米海軍が保管していた中古のKC-130Rを、米国内で可動できる状態にまで整備して、空中給油装置を取り外して日本に持ち込みました。そのため、必要とあれば、海上自衛隊のC-130Rは空中給油装置を取り付けてKC-130Rとして復活することができるかもしれません。

 航空自衛隊のC-130Hを操縦するパイロットたちに話を聞くことがありました。多くの空輸任務をこなす彼らのなかでも、陸上自衛隊第1空挺団の空輸支援は物資空輸とは違った緊張感とやりがいに満ちているそうです。

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C-130は自衛隊において、航空自衛隊と海上自衛隊にて導入されている(矢作真弓撮影)。

 第1空挺団の隊員たちは、パラシュートを背負い、高度約340m、速度210km/hから降下します。たとえるならば、新幹線に乗った状態で、東京タワーの頂上から飛び降りるような感じだといいます。この210km/hという速度は航空機からすると、遅い飛行速度といわれますが、短距離離着陸性能を持つC-130Hは、この様な低速状態でも安定して飛行し続けることができるそうです。

 機内から飛び出す空挺隊員たちからの信頼も厚く、C-130Hのクルーたちも空挺隊員たちを安全に目的地上空まで運ぶのだという強い信念を持っていると聞きます。

 そのため、お互いが強く信頼しあっているのですが、空挺隊員側の気持ちが強く出てしまったエピソードをご紹介します。

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コメント

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1件のコメント

  1. 第1空挺団の初降下訓練始めを見学した時に驚いた事はYouTubeなどで観るよりも一秒感覚での素早い飛び出しに圧倒されました。その時はアメリカ特殊部隊グリーンバレーの降下も披露されましたが流石アメリカ特殊部隊から共同訓練を申し込まれたという第1空挺団の降下はアメリカ特殊部隊グリーンベレーに全く負けていませんでした。
    まず素早い飛び出し、そして綺麗に足が揃った降下姿勢、そして降下後の素早い行動まで噂以上でした。