飛行機の「双胴機」なぜそのカタチ? P-38「ライトニング」ほか、それぞれのワケ(写真10枚)

飛行機の「双胴機」といえば、懐かしのシューティングゲームの主役機を連想する人もいることでしょう。実在する戦闘機がモデルですが、実際のところどういった理由であのようなカタチの飛行機が生まれたのでしょうか。

前後に攻撃できる重火器を備えた夜間戦闘機

 夜間戦闘機P-61「ブラック・ウィドウ」は、夜間爆撃に対抗できる戦闘機として開発されました。機体の前後に旋回銃座を備え、後方も攻撃できるようにと双胴が採用されましたが、結局、機銃は機体の上部と腹部に設置されました。2,000馬力の双発エンジンは強力で、ロケット弾を用いた対地攻撃にも使用されました。

パイロットが交代しながら飛び続ける「ツインマスタング」

 長時間の作戦で、交代しながら飛行を続けるために開発された双胴機も存在します。単座の戦闘機P-51「マスタング」を並列につなげ、複座の戦闘機にしたP-82がそれです。

かなり強引な方法かと思いきや、機体が大型となったもののP-51と変わらぬ高い運動性能を発揮し、朝鮮戦争でも活躍します。また、P-61の後継機として夜間戦闘型も登場します。

※ ※ ※

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エアショーでデモフライトを行うDH.100バンパイア(石津祐介撮影)。

 第二次世界大戦後、戦闘機はレシプロエンジンからジェットの時代となり、ジェット戦闘機の黎明期には双胴の機体も登場します。また、様々な目的に対応できる多用途機や輸送機にも双胴機が採用されます。

 双胴のジェット戦闘機、デ・ハビランドDH.100「バンパイア」は、戦闘機がレシプロからジェットエンジンへと変わりつつある黎明期に誕生した戦闘機でした。エンジンの排気をスムーズに後方へ流し、機体の軽量化を図るために双胴が用いられました。1943(昭和18)年に初飛行を行い、1945(昭和20)年には配備が始まります。「バンパイア」はイギリスのほか、6カ国でライセンス生産され、26か国で運用されるベストセラーとなり、日本でも航空自衛隊が試験的に1機を導入しています。

 その後デ・ハビランドはバンパイアの発展型のDH.112「ベノム」や、艦上戦闘機の「シーベノム」、後退翼を採用したDH.110「シービクセン」と双胴ジェット戦闘機を作りますが、会社がホーカー・シドレーに買収されたことなどもあり、これ以降、双胴ジェット戦闘機は作られなくなります。

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コメント

2件のコメント

  1. P-38はエンジンの熱がコクピットに伝わってこないので、高空で寒くそれが不評だったとか。

    P-61は重武装に黒づくめと悪そうに見えるのが好きw

  2. P38やP61がじゃぷどもをばたばたころしてくれたおかげで今の平和があります。

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