新旧「トワイライトエクスプレス」初並び! 「瑞風」1周年記念 京都鉄道博物館で(写真30枚)
うかがえた高い「トワイライト」人気 顔を逆にする作業も
「瑞風」が展示線の所定位置に停車すると、その展望デッキに乗っていたJR西日本の室 博(むろひろし)執行役員営業本部長と、「瑞風」アンバサダーでヴァイオリニストの葉加瀬太郎(はかせたろう)さんが、クルーと共に下車。室本部長は「昨年6月17日に運行を開始して以来、約2500人のお客さまに瑞風の旅を楽しんでいただくことができました。また、ふだんは駅などでの停車時間が短く、ゆっくり記念撮影などをしていただくことができませんが、この機会にぜひ『瑞風』をゆっくりとご覧いただきたいです」と挨拶しました。
セレモニー終了後は、いったん「瑞風」と旧「トワイライト」の車両を引き出して、来館者が撮影しやすいように入れ換え作業を実施。DE10形ディーゼル機関車による作業が手際よく行われ、その様子を来館者が見守りました。
そして入れ換えが完了し、正午過ぎから一般開放が行われると、たちまち車両の周りには人だかりが。その人気の高さがうかがえました。
「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」と旧「トワイライトエクスプレス」が並べて展示されるのは初めてのことで、京都鉄道博物館のスタッフは「当館には、旧『トワイライトエクスプレス』で使用されていたスイート車両や食堂車も展示されているので、ぜひご覧ください」と話していました。
なお、並べての展示は6月17日(日)までの2日間、実施されます。
【了】
Writer: 伊原 薫(鉄道ライター)
鉄道ライター。乗り鉄・撮り鉄のほか、鉄道旅で酒を楽しむ「飲み鉄」や列車を貸し切って遊ぶ「借り鉄」の普及に勤しむ。最近は、鉄道と地域の活性化アドバイザーとしても活動中。好きな発車メロディはJR北千住駅。
高い所から餅でも撒くのかな?