JAL株主総会で語られた中長距離LCCの姿 B787-8なら現JAL路線カバー 質疑応答の内容

JALが第69期定時株主総会を開催。同社が2020年の就航を目指している国際線の中長距離LCCについてなど、株主との質疑応答について、おもな内容をまとめました。植木会長は社内で「LCC推進派」だったそうです。

質疑応答「新規設立の中長距離LCCについて詳しく」

Q:昨日(2018年6月18日)、大阪で発生した地震のため、伊丹発着便を中心にJALは60便が、ANAは14便が欠航したという報道がありました。「機材繰り」という言葉を使わず、この差を説明してほしいです。

A:特に昨日の場合は、地上交通機関も寸断されており、鉄道の復旧状況などにもアンテナを張り巡らせながら対応しました。昨日のケースに限らず、運航するかどうかの判断をギリギリまでのばすのは、お客さまにとっても適切ではないと考えて降ります。

Q:国際線中長距離LCCへの参入について、路線、機材など、内容を詳しく説明してください。

A:中期経営計画において「フルサービスキャリア事業を磨き上げる」「事業領域を拡げる」としているうちの、後者になります。昨今、日本に乗り入れているLCCは、基本的には近距離のアジアからです。2020年、成田空港の発着枠が4万回増え、便数は1日50便ほど増えます。またお客さまの価値観が多様化し、JAL国際線のロードファクターも高いなか、中長距離に関してプレイヤーがいないのであれば、我々のフルサービスキャリアと両輪で、次の成長に繋がるのではないかと考えています。

 使用機材は航続距離1万3000kmのボーイング787-8で、ほぼ北米、ヨーロッパに届きます。その機材を使いながら、フルサービスとはまた別ブランドで、新たなニーズに対応、しっかりした成長戦略に基づき、成功させたいと考えています。

(植木会長)私は社内でLCC推進派でした。B787-8であれば、いまJALが飛んでいる路線をカバーできます。そうしたところに学生の方など、20万円30万円かかると難しいが、半分で行けるなら――という方がいらっしゃる。そうした若い方にご利用いただいて、会社へ就職したのちはJALにビジネスで、といった感じでしょうか。JALの、そして日本の将来のためにも、中長距離LCCは必要と考えています。

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