JAL株主総会で語られた中長距離LCCの姿 B787-8なら現JAL路線カバー 質疑応答の内容

シェア重視の過去には戻らない

Q:名古屋は路線が限られ、特典航空券や株主優待が使いづらいです。

A:ご指摘の通り、首都圏への比重が高い形で再建を図ってきたため、以前に比べてネットワークが縮まっているのは事実です。ただ破綻の前までは、シェアを重視して収益をそこなうことがありました。シェアだけを重視するという経営破綻前に戻る気はありませんが、需要の動向へ常に目を光らせ、トライしていきたいと考えています。

Q:いざというときのために、緊急脱出の訓練を一般人でも体験できたらいいのでは?

A:JALではパイロット、客室乗務員のほか、一般社員も含め、全社員を対象に緊急脱出訓練の研修を行っています。一般のお客さまを対象には行っていませんが、現在、機内で放映する安全ビデオを、分かりやすく改訂することを考えています。少々お待ちいただければ。

Q:JALグローバルクラブの会員数が増えていると思いますが、このままだとサービスが立ちゆかなくなるのでは?

A:確かに増えていますが、サービスや路線ネットワークの規模も拡大しており、会員数が増えることはJALにとって利益になります。サービスを低下させないよう、努力していきたいです。

※ ※ ※

 なお、今回の出席者数は1255名、運営時間は2時間21分、質問者数は14名でした。

【了】

この記事の画像をもっと見る(3枚)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。