日本一狭いPA? 立地も不思議な阪神高速のミニミニPA、なぜ造った
阪神高速には通常のPAのほかに、「ミニPA」なる休憩施設が存在します。しかも、そのうち2か所は、一般道につながる入口からすぐの位置にあるという不思議な立地です。「日本一狭いPA」とのウワサもあるミニPA、なぜ設けられたのでしょうか。
一般道から入ってすぐ、という妙な立地
阪神高速には休憩施設としていくつかのPAがありますが、このうち、12号守口線上りの森小路(大阪市旭区)、17号西大阪線上りの弁天町(同・港区)、3号神戸線上りの尼崎(兵庫県尼崎市)、この3か所には「ミニPA」という名称がついています。

このうち、森小路ミニPAは普通車用4台、大型車用1台、身障者用1台の駐車マスとトイレ、自動販売機が上下線のあいだの空間に配置された極めて小さなエリア。インターネット上では「日本一狭いPA」ではないかという声もあるほどです。弁天町ミニPAも、面積は森小路ミニPAよりも若干広いものの、駐車台数と設備は同じです。尼崎ミニPAは森小路、弁天町よりも広いですが、2016年11月から改修工事のため閉鎖されています。
森小路と弁天町は、立地も不思議です。いずれも、一般道からの入口からすぐのところにあり、上り線側(入口側)からしか入ることができません。しかも弁天町は路線の終端部に位置していますが、なぜこのようなPAを造ったのか、阪神高速道路に聞きました。
――森小路および弁天町ミニPAは、どれくらい利用されているのでしょうか?
駐車(利用)台数は計測していないためわかりませんが、1日平均通行台数は森小路ミニPA付近で約4000台、弁天町ミニPA付近で約1万台となっています。
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「ジャンプ台」なんて表現初めて聞いた。どこで使ってるんだ。
「路外パーキング」、24Hではないにしろ、知っていると重宝するサービスだと思う。
今後増えることを期待したい。
このような狭い「ミニPA」は、首都高6号向島線上りの「駒形PA」がありますね。
これも、料金所の跡地を再利用しました。
又、C1都心環状線外廻りの銀座辺りにも、トイレだけの「ミニPA」がありましたが、現在は廃止されています。